雨上がりの景色を夢見て
「わぁ、やっぱり広いね!」
助手席の菜子が、ほとんど満車状態の広い駐車場を見渡して、興奮気味に言った。
「停めれそうなところあったら教えてね」
ゆっくりと車を走らせて空いているところを探しているけれど、なかなか見つからない。
「あっ、あそこの車出るところみたい」
菜子の声に、指の先に視線を向ける。同時に、車が出て、一台分のスペースが空いた。
「ナイス、菜子」
無事に車を駐車することができたことに安堵し、スキップする菜子と一緒にショッピングセンターに入った。
「雛ちゃん、どっちがいいと思う?」
青色と緑色のハンカチを見比べて悩んでいた菜子が、私に尋ねた。
どちらも素敵な色合いで、本当に悩む。
「うーん…決め難いわ。菜子が選んだものなら何でも喜ぶと思うわ」
答えになっていない返事をしてしまった。けれど、すぐに、菜子は緑色のハンカチを手に取って、
「こっちに決めた」
とにっこり笑った。
助手席の菜子が、ほとんど満車状態の広い駐車場を見渡して、興奮気味に言った。
「停めれそうなところあったら教えてね」
ゆっくりと車を走らせて空いているところを探しているけれど、なかなか見つからない。
「あっ、あそこの車出るところみたい」
菜子の声に、指の先に視線を向ける。同時に、車が出て、一台分のスペースが空いた。
「ナイス、菜子」
無事に車を駐車することができたことに安堵し、スキップする菜子と一緒にショッピングセンターに入った。
「雛ちゃん、どっちがいいと思う?」
青色と緑色のハンカチを見比べて悩んでいた菜子が、私に尋ねた。
どちらも素敵な色合いで、本当に悩む。
「うーん…決め難いわ。菜子が選んだものなら何でも喜ぶと思うわ」
答えになっていない返事をしてしまった。けれど、すぐに、菜子は緑色のハンカチを手に取って、
「こっちに決めた」
とにっこり笑った。