雨上がりの景色を夢見て
第17章 純白のドレス
ガラス張りの壁から見える雪景色を背景に、誓いのキスをする新郎新婦。
「…綺麗」
ドラマのワンシーンのような光景に、見惚れて無意識に言葉に出していた。そんな私を見て、優しく微笑む高梨先生。
今日は、夏奈さんと藤永先生の結婚式。
ご両親の帰国している間に、結婚式をしたいということで、近くのチャペルで空いていた1番早い日取りで急遽行うことになった。
身内と職場の親しい人を呼んだ結婚式は、顔見知りも多いことから、とても温かい雰囲気。
貴史のお母さんも来ていて、私と目が合うと、嬉しそうに微笑んだ。
夏奈さんの純白のドレス姿がキラキラと輝いている。
夏奈さんのドレスは、藤永先生の亡くなったお母さんが、結婚した時に着ていたドレスのデザインを変えてリメイクしたもの。
藤永先生は、新しいドレスを試着して決めようと提案したらしいけれど、お義父さんから話を聞いた夏奈さんが、ぜひとリメイクすることに決めたらしい。
タイトなデザインのドレスは、夏奈さんのスタイルの良さをさらに引き立てている。
夏奈さんと藤永先生が、歩調を合わせて歩く姿はとてもお似合いで、見ているだけで、私の胸をいっぱいにした。
披露宴を行わない代わりに、藤永先生の知り合いのレストランを貸し切った、立食パーティーが夜に開かれた。
飲み物の入ったグラスを手に取り、高梨先生のそばで飲む。
「夏奈ちゃん、藤永先生とそういう仲になるなんて、びっくりしたわよ」
少し離れた場所で、看護師さん数人に囲まれた夏奈さんは、幸せそうに微笑んでいた。
「…綺麗」
ドラマのワンシーンのような光景に、見惚れて無意識に言葉に出していた。そんな私を見て、優しく微笑む高梨先生。
今日は、夏奈さんと藤永先生の結婚式。
ご両親の帰国している間に、結婚式をしたいということで、近くのチャペルで空いていた1番早い日取りで急遽行うことになった。
身内と職場の親しい人を呼んだ結婚式は、顔見知りも多いことから、とても温かい雰囲気。
貴史のお母さんも来ていて、私と目が合うと、嬉しそうに微笑んだ。
夏奈さんの純白のドレス姿がキラキラと輝いている。
夏奈さんのドレスは、藤永先生の亡くなったお母さんが、結婚した時に着ていたドレスのデザインを変えてリメイクしたもの。
藤永先生は、新しいドレスを試着して決めようと提案したらしいけれど、お義父さんから話を聞いた夏奈さんが、ぜひとリメイクすることに決めたらしい。
タイトなデザインのドレスは、夏奈さんのスタイルの良さをさらに引き立てている。
夏奈さんと藤永先生が、歩調を合わせて歩く姿はとてもお似合いで、見ているだけで、私の胸をいっぱいにした。
披露宴を行わない代わりに、藤永先生の知り合いのレストランを貸し切った、立食パーティーが夜に開かれた。
飲み物の入ったグラスを手に取り、高梨先生のそばで飲む。
「夏奈ちゃん、藤永先生とそういう仲になるなんて、びっくりしたわよ」
少し離れた場所で、看護師さん数人に囲まれた夏奈さんは、幸せそうに微笑んでいた。