クール天狗の溺愛♡事情
***
帰りの会が終わると、最近のわたしはそのまま教室で待機。
護衛だと言って風雅先輩が教室まで迎えに来てくれるから。
護衛ってところにやっぱり胸に小さな痛みが走るけれど、一緒に帰れること自体は嬉しくて……。
こんなんだからお母さんや仁菜ちゃんに早く告白しろって言われるんだよね。
うん、今日こそは告白しよう。
好きだと伝えて、風雅先輩がわたしをどう思ってくれているのかちゃんと聞こう。
少なくとも、嫌われてはいないはずだから。
それに、これ以上期待ばかりが膨らむと砕けたときが辛いからっていう理由もある。
仁菜ちゃんは大丈夫だって言うけれど、わたしはやっぱり不安になっちゃうから……。
そんな仁菜ちゃんは先生に用事を頼まれて教室にはもういない。
クラスメートもどんどん帰っていく中、わたしは自分の席に座って風雅先輩を待っていた。
そこへ――。
「美沙都、いるな?」
突然最近聞いていなかった声がして驚いた。
見ると、声の主である煉先輩がツカツカと教室内に入りわたしのところまで来るところだった。
「煉先輩!?」
驚いて立ち上がると、怖いくらい真剣な目と合う。
「っ!」
今まで来なかったのに、どうしてこんな突然現れたのか。
疑問はあるけれど、彼の真剣さに言葉が詰まった。
帰りの会が終わると、最近のわたしはそのまま教室で待機。
護衛だと言って風雅先輩が教室まで迎えに来てくれるから。
護衛ってところにやっぱり胸に小さな痛みが走るけれど、一緒に帰れること自体は嬉しくて……。
こんなんだからお母さんや仁菜ちゃんに早く告白しろって言われるんだよね。
うん、今日こそは告白しよう。
好きだと伝えて、風雅先輩がわたしをどう思ってくれているのかちゃんと聞こう。
少なくとも、嫌われてはいないはずだから。
それに、これ以上期待ばかりが膨らむと砕けたときが辛いからっていう理由もある。
仁菜ちゃんは大丈夫だって言うけれど、わたしはやっぱり不安になっちゃうから……。
そんな仁菜ちゃんは先生に用事を頼まれて教室にはもういない。
クラスメートもどんどん帰っていく中、わたしは自分の席に座って風雅先輩を待っていた。
そこへ――。
「美沙都、いるな?」
突然最近聞いていなかった声がして驚いた。
見ると、声の主である煉先輩がツカツカと教室内に入りわたしのところまで来るところだった。
「煉先輩!?」
驚いて立ち上がると、怖いくらい真剣な目と合う。
「っ!」
今まで来なかったのに、どうしてこんな突然現れたのか。
疑問はあるけれど、彼の真剣さに言葉が詰まった。