クール天狗の溺愛♡事情
「どうしたの? 山に帰らないの?」
聞くと、そのまま頬にスリスリされた。
う~ん、本当にかわいい!
思わずわたしもスリスリすると、フッと風雅先輩にまた笑われてしまう。
「よっぽど気に入られたんだな。まあ、とりあえずしばらくは一緒にいさせてやってくれ」
「いいんですか? でも世話とか……何食べるんでしょう?」
「コイツも帰りたくなさそうだしな。木霊は山の神の霊力を直接吸収して生きてるから特に何も食べなくて大丈夫だよ」
「そうなんですか……」
驚きとともに感心していると、風雅先輩がまたわたしの頭にポンッと手を乗せる。
「じゃあ、また学校でな」
「はい、ありがとうございました!」
そうして別れの言葉を交わしあうと、風雅先輩はまた飛んで帰って行った。
しばらくその姿を見ていたけれど、ハッとした仁菜ちゃんに掴みかかられる。
「美沙都ちゃん! どういうこと? 滝柳先輩と何があったの!?」
仁菜ちゃんの勢いにビックリしつつも、わたしはもう少し詳しく話した。
「滝柳先輩があんな風に笑うところはじめて見たよ」
すると呆然としたように驚いた仁菜ちゃんに風雅先輩のことを教えられる。
聞くと、そのまま頬にスリスリされた。
う~ん、本当にかわいい!
思わずわたしもスリスリすると、フッと風雅先輩にまた笑われてしまう。
「よっぽど気に入られたんだな。まあ、とりあえずしばらくは一緒にいさせてやってくれ」
「いいんですか? でも世話とか……何食べるんでしょう?」
「コイツも帰りたくなさそうだしな。木霊は山の神の霊力を直接吸収して生きてるから特に何も食べなくて大丈夫だよ」
「そうなんですか……」
驚きとともに感心していると、風雅先輩がまたわたしの頭にポンッと手を乗せる。
「じゃあ、また学校でな」
「はい、ありがとうございました!」
そうして別れの言葉を交わしあうと、風雅先輩はまた飛んで帰って行った。
しばらくその姿を見ていたけれど、ハッとした仁菜ちゃんに掴みかかられる。
「美沙都ちゃん! どういうこと? 滝柳先輩と何があったの!?」
仁菜ちゃんの勢いにビックリしつつも、わたしはもう少し詳しく話した。
「滝柳先輩があんな風に笑うところはじめて見たよ」
すると呆然としたように驚いた仁菜ちゃんに風雅先輩のことを教えられる。