クール天狗の溺愛♡事情
「今日こそデートしようぜ? 一緒にいねぇとお前を俺に惚れさせることも出来ねぇからな」
「べ、別に惚れたくないですから!」
半泣き状態だけどちゃんと断る。
なのに、やっぱり煉先輩は聞いてくれない。
「いいから惚れろよ。お前が俺の嫁になるのは決定なんだからよ」
「ええ!?」
いつ決定したの!?
あくまで候補だったよね!?
内心盛大に突っ込むけれど、口には出せない。
だって、煉先輩怖いんだもん!
「キー!」
そしてコタちゃんがいつものように飛び掛かり、それを煉先輩が避けたり掴んで放り投げたり。
コタちゃんはめげずに体当たりをするけれど、効果音がポフンポフンなので多分全く効いてない。
というか、むしろ可愛い。
「日宮先輩、またですか!?」
そして風雅先輩が助けに来てくれるのもいつものこと。
「ちっ、また邪魔なやつが来たな」
「美沙都を離してください」
「やだね。だいたいお前もしつこいんだよ。いつもいつも邪魔しやがって」
うんざりと言い捨てる煉先輩に近づき、風雅先輩は力づくでわたしの腕から煉先輩の腕を外した。
「邪魔もしますよ。美沙都を守るのは俺の役目ですから」
「っ!」
まるでわたしのナイトだとでも言うような言葉にドキンと心臓が跳ねる。
「べ、別に惚れたくないですから!」
半泣き状態だけどちゃんと断る。
なのに、やっぱり煉先輩は聞いてくれない。
「いいから惚れろよ。お前が俺の嫁になるのは決定なんだからよ」
「ええ!?」
いつ決定したの!?
あくまで候補だったよね!?
内心盛大に突っ込むけれど、口には出せない。
だって、煉先輩怖いんだもん!
「キー!」
そしてコタちゃんがいつものように飛び掛かり、それを煉先輩が避けたり掴んで放り投げたり。
コタちゃんはめげずに体当たりをするけれど、効果音がポフンポフンなので多分全く効いてない。
というか、むしろ可愛い。
「日宮先輩、またですか!?」
そして風雅先輩が助けに来てくれるのもいつものこと。
「ちっ、また邪魔なやつが来たな」
「美沙都を離してください」
「やだね。だいたいお前もしつこいんだよ。いつもいつも邪魔しやがって」
うんざりと言い捨てる煉先輩に近づき、風雅先輩は力づくでわたしの腕から煉先輩の腕を外した。
「邪魔もしますよ。美沙都を守るのは俺の役目ですから」
「っ!」
まるでわたしのナイトだとでも言うような言葉にドキンと心臓が跳ねる。