落花流水ノ情
「ただいまー」
「うみおかえり」
「なんでゆうせい居んの」
悠生さんの顔見た途端、機嫌悪(笑)
「うみ、お話があるの」
「なに?」
ランドセルを置いて座るうみ。
話聞く態度とか見てるとほんと凄くいい子なんだよね。
「あのね、悠生さんとお付き合いすることになったの」
「…だめ」
「そう言うと思った。けどうみにも応援してほしいの」
「やだ!」
「うみ、お願い、聞いて?」
「ねーちゃんなんかあっち行け!」
そう言ってうみは落ちていたおもちゃをあたしに投げた。
「いた…」
角が当たったみたいで頬を何かが伝う。
血だ…。
うみはやってしまったと言う顔している。
「ね、ねーちゃんが悪いんだぞっ」
「わかってるよ、ごめんね」