落花流水ノ情


練習を初めて一時間が過ぎた。

そろそろうみの集中力の限界か…。

「もーやだ!できない!」

ついに音を上げてしまった。

うみの苦手分野に入ったのだった。

「うみ、ここ出来ないとステージ立てないよ?」

「いい!」

「じゃあお家に帰りなさい。ここは遊び場じゃないです」

「うう…ねーねのばかぁ!」


バタン。


うみは出て行ってしまった。

「はぁ…」
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