落花流水ノ情


「そーなんだ、ありがとう」

「冷たぁい」

ベタベタ触ってくる。

気持ち悪い。

あれ…

俺、女好きだったのにな。

そう思ってた矢先に…

唇が重なった。

俺はびっくりして突き飛ばすことも忘れた。

そこに運悪く芽緒が帰ってきた。

芽緒は走って行ってしまった。

追いかける資格、俺にはない。
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