落花流水ノ情


「AkuMaは速いですねー」

社長さんの声が聞こえる。

「あっ…」

自分がスロー再生されたようだ。

ゆっくり自分が転んだのがわかった。

「「芽緒!」」

悠生さんと庵さんの声が聞こえる。

立たなきゃ。

あたしはすぐ立ち上がった。

けど抜かされてしまって二位だ。

「庵さん…!ごめん…っ!!」

あたしは庵さんにバトンを渡した。
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