落花流水ノ情
うみは悠生さんを軽く押した。
「ごめんごめん(笑)」
「あ、あたし飲み物取ってきますね」
あたしは慌ててその場から離れた。
「恋する女って感じの顔(笑)」
庵くん。
「もう、答え出てんでしょ」
「え…」
「悠生も待ってるぜ、答え出すの」
「でも…」
「俺はお前がそうやって気ぃ使ってんのがやだ」
じゃあどうしてそんな切なそうな顔をするの、庵くん…。
今にも泣きそうな顔してどうして笑うの。