強面でも好きになってしまいました
出会い
カシャ
カメラのシャッター音がした。私はその音を聞いてカメラの画面を見る。
被写体は花壇の花を撮っていた。光の具合も丁度よく、ピントも狙ったところにきていた。
(よしっ)
そう心で呟いて、1度カメラを仕舞う。そうして辺りを見渡した。
私は木下愛。どこにでもいるような女子高生だ。ただ人よりも人見知りなところがあり、趣味であり部活動の写真に支障をきたしている。
季節は入学してからひとつ経過してクラスの雰囲気には慣れつつある。少し日差しが強くなっていることに口元が緩む。
「木下ちゃん」
少し遠くから私を呼ぶ男の子の声が聞こえた。振り返るとそこに居たのは私に良くしてくれるひとつ上の先輩、夜明慎(よあけ まき)先輩だった。
夜明先輩は同じ部活に所属している優しい人だ。そんな優しい先輩は私に気にかけてくれる。
「なんですか、先輩」
私はそんな優しい先輩に対してもまだ慣れていなかった。もっと先輩に気を使わせないようにハキハキと出来たら…。なんて思ったことは片手では足りない。
それでも笑顔で頑張って駆け寄った。夜明先輩は私の行動を気にしなく続けた。
「ポートレート撮るようにって言われてたろ?
その相手良ければ俺にしない?」
カメラのシャッター音がした。私はその音を聞いてカメラの画面を見る。
被写体は花壇の花を撮っていた。光の具合も丁度よく、ピントも狙ったところにきていた。
(よしっ)
そう心で呟いて、1度カメラを仕舞う。そうして辺りを見渡した。
私は木下愛。どこにでもいるような女子高生だ。ただ人よりも人見知りなところがあり、趣味であり部活動の写真に支障をきたしている。
季節は入学してからひとつ経過してクラスの雰囲気には慣れつつある。少し日差しが強くなっていることに口元が緩む。
「木下ちゃん」
少し遠くから私を呼ぶ男の子の声が聞こえた。振り返るとそこに居たのは私に良くしてくれるひとつ上の先輩、夜明慎(よあけ まき)先輩だった。
夜明先輩は同じ部活に所属している優しい人だ。そんな優しい先輩は私に気にかけてくれる。
「なんですか、先輩」
私はそんな優しい先輩に対してもまだ慣れていなかった。もっと先輩に気を使わせないようにハキハキと出来たら…。なんて思ったことは片手では足りない。
それでも笑顔で頑張って駆け寄った。夜明先輩は私の行動を気にしなく続けた。
「ポートレート撮るようにって言われてたろ?
その相手良ければ俺にしない?」
< 1 / 3 >