極上男子短編集
寝顔
「摩耶、極上高校ヒーロー部の最新話見た!? 今回はレイヤ様めっちゃ良かったねぇ!」
教室で勉強していると桃がテンション高く声をかけてきたので私は顔を上げた。
そしてキョトンとした視線を向ける。
そんな私を見て桃は慌てて「あ、ごめん。もしかしてまだだった?」と手を合わせてきた。
そこでようやく2日前に『極上高校ヒーロー部』の放送日であったことを思い出した。
もちろん録画はしてある。
だけどそんなことすっかり忘れて、録画を見てきていないのだ。
「う、うん。まだ見てない」
私は慌ててそう返事をしたけれど、内心自分自身が一番驚いていた。
家にいても勉強を続けていて、そのせいで大好きなアニメを見ていないなんて。
今までの自分では考えられないことだった。
「そっか。今度見たら教えてね。本当にいい回だったから」
「うん、わかった」
教室で勉強していると桃がテンション高く声をかけてきたので私は顔を上げた。
そしてキョトンとした視線を向ける。
そんな私を見て桃は慌てて「あ、ごめん。もしかしてまだだった?」と手を合わせてきた。
そこでようやく2日前に『極上高校ヒーロー部』の放送日であったことを思い出した。
もちろん録画はしてある。
だけどそんなことすっかり忘れて、録画を見てきていないのだ。
「う、うん。まだ見てない」
私は慌ててそう返事をしたけれど、内心自分自身が一番驚いていた。
家にいても勉強を続けていて、そのせいで大好きなアニメを見ていないなんて。
今までの自分では考えられないことだった。
「そっか。今度見たら教えてね。本当にいい回だったから」
「うん、わかった」