極上男子短編集
頷いてから冷や汗をぬぐう。
清水くんと勉強を始めてからアニメを見なくても大丈夫な日が増えてきている。
最初はチンプンカンプンだった勉強も今ではよくわかるようになってきていて、面白いと感じるようになった。
2人で過ごす図書室での時間はあっという間に過ぎていってしまう。
「今もまだ勉強続けてるの?」
昼休憩時間中に桃がそう聞いてきた。
放課後の勉強時間については一応説明してある。
「うん。してるよ」
「そっか。それなら次のテストでは大丈夫そう?」
「次のテスト……」
私は口に運びかけて箸を止めて呟く。
次のテストがいつあるのかわからない。
前回みたいに告知なしで行われる可能性もある。
けれど私はもう前回みたいな悲惨な点数を取ることはないだろう。
最近授業を聞いていてもよく理解できるし、清水くんも『理解してきたな』と言ってくれることがある。
清水くんと勉強を始めてからアニメを見なくても大丈夫な日が増えてきている。
最初はチンプンカンプンだった勉強も今ではよくわかるようになってきていて、面白いと感じるようになった。
2人で過ごす図書室での時間はあっという間に過ぎていってしまう。
「今もまだ勉強続けてるの?」
昼休憩時間中に桃がそう聞いてきた。
放課後の勉強時間については一応説明してある。
「うん。してるよ」
「そっか。それなら次のテストでは大丈夫そう?」
「次のテスト……」
私は口に運びかけて箸を止めて呟く。
次のテストがいつあるのかわからない。
前回みたいに告知なしで行われる可能性もある。
けれど私はもう前回みたいな悲惨な点数を取ることはないだろう。
最近授業を聞いていてもよく理解できるし、清水くんも『理解してきたな』と言ってくれることがある。