極上男子短編集
私が好きな相手はレイヤ様なのに、どうして清水くんに恋をしているということになっているんだろう?
首をかしげている私を見て桃はなにかに気が付いたように目を丸くした。
「もしかして、今まで恋したことがないの?」
「したことあるよ。レイヤ様の前は匠くんだったし、その前はシェルシー様だったしその前は……」
「違う違う! 二次元じゃなくて!」
そう言われて今度は私が目を見開く番だった。
「二次元じゃなくて……」
「三次元のことだよ」
続けられた言葉に頭の中は真っ白になる。
小学生のころからずーっとアニメやマンガが好きで、その世界の異性に恋をしてきた。
現実世界での恋なんて考えたこともなかった。
そんな考えを見透かしたかのように桃は盛大なため息を吐き出した。
なんだかすごく呆れられている気がする。
首をかしげている私を見て桃はなにかに気が付いたように目を丸くした。
「もしかして、今まで恋したことがないの?」
「したことあるよ。レイヤ様の前は匠くんだったし、その前はシェルシー様だったしその前は……」
「違う違う! 二次元じゃなくて!」
そう言われて今度は私が目を見開く番だった。
「二次元じゃなくて……」
「三次元のことだよ」
続けられた言葉に頭の中は真っ白になる。
小学生のころからずーっとアニメやマンガが好きで、その世界の異性に恋をしてきた。
現実世界での恋なんて考えたこともなかった。
そんな考えを見透かしたかのように桃は盛大なため息を吐き出した。
なんだかすごく呆れられている気がする。