極上男子短編集
「レイヤ様を崇拝している人ならともかく、清水くんはアニメすら知らないでしょう?」


確かにそうかもしれない。


家に帰ってからも勉強が忙しいと言っていたし、アニメを見る時間だってなさそうだ。


「わかった、気をつけるね」


とにかくここは恋の先輩である桃の言うとおりにしておいたほうが良さそうだ。


私は素直に頷いたのだった。

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