極上男子短編集
女の私でもつい見惚れてしまう。


もちろん、美穂と有子も負けていない。


みんなこの日のために必死にダイエットとして、メークも上達している。


そんな3人を見ているとみるみる自信がなくなっていく。


いくら五十嵐浩介にメークをしてもらったと言っても、この3人に叶うはずはない。


「次は女子の番だよ」


飯田さんが緊張した様子で言う。


気がつけば男子の番は終わっていて、五十嵐浩介がダントツでトップを獲得していた。


そりゃそうだよね……。


ステージから降りていく男子たちを見つめて、私は大きく息を吐き出したのだった。
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