極上男子短編集
でもここは図書室だ。


真面目に勉強していたり、読書を楽しんでいる生徒がいる中で大声を出すわけにはいかなない。


グッスのページへ飛ぶとそこには様々な商品が紹介されている。


中でもキャラクターフィギュアが目玉商品となっているようだ。


「うわぁ、全部ほしい！」


できれば主要キャラの７人のフィギュアはすべて手にしたいと思っている。


けれどフィギュアはそんなに安いものじゃない。


一体五千円はくだらないのだ。


バイトもしていない高校生の私には難しい金額だった。


「まずは１体からだよね」


桃に言われて私は頷く。


７人とも全員好きだけれど、その中でも一際お気に入りのキャラクターがいる。


極上部の部長、３年生の和田上レイヤだ。


レイヤは少し長めの髪の毛で、燃えるような赤色をしている。
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