極上男子短編集
ゼロ点
今日は1日清水くんのことが気になって仕方がなかった。
彼がカッコイイということは他の女子たちはまだ気が付いていないようで、それが心地よくもある。
でもいつかバレてしまうだろう。
あの分厚いメガネを彼が外す時がくれば、きっと女子たちは黙っていない。
そんな日がくるかどうかもわからないのに、早くも気が気ではなくなってきてしまう。
桃に「清水くんがレイヤ様激似だってことは口外しないように!」と、釘を刺したほどだ。
そうして放課後になったとき、先生が国語の小テストの返却を始めた。
1人つず呼ばれて教卓に取りに行く。
こんなに早く返却されるとは思っていなかったけれど、まぁ小テストだしと軽い気持ちで教卓へ向かい、自分の答案用紙を受け取った。
その瞬間先生が一瞬顔をしかめたのを見逃さなかった。
なんだろう?
と思って点数を確認してみると、そこにはゼロ点のマーク。
ギョッと目を見開いて安堵も答案用紙を見直してみるけれど書いていることは変わらない。
何度目をこすってみてもゼロ点はゼロ点だ。
今までこんな点数をとったことはなかったのに、どうして……!?
彼がカッコイイということは他の女子たちはまだ気が付いていないようで、それが心地よくもある。
でもいつかバレてしまうだろう。
あの分厚いメガネを彼が外す時がくれば、きっと女子たちは黙っていない。
そんな日がくるかどうかもわからないのに、早くも気が気ではなくなってきてしまう。
桃に「清水くんがレイヤ様激似だってことは口外しないように!」と、釘を刺したほどだ。
そうして放課後になったとき、先生が国語の小テストの返却を始めた。
1人つず呼ばれて教卓に取りに行く。
こんなに早く返却されるとは思っていなかったけれど、まぁ小テストだしと軽い気持ちで教卓へ向かい、自分の答案用紙を受け取った。
その瞬間先生が一瞬顔をしかめたのを見逃さなかった。
なんだろう?
と思って点数を確認してみると、そこにはゼロ点のマーク。
ギョッと目を見開いて安堵も答案用紙を見直してみるけれど書いていることは変わらない。
何度目をこすってみてもゼロ点はゼロ点だ。
今までこんな点数をとったことはなかったのに、どうして……!?