恋に落ちたら
感謝
「拓人くん、こっち!」
ようやく悟くんとのことが落ち着き、ひとまず明日から同棲しようと荷物を片付けていた。
するとチェストの上に置かれた袋に入ったものが目に止まる。
中身を確認するとあの時のタオルが入っていた。
あ……。
お礼をするつもりで焼肉に行ったが、拓人くんの話を聞いて悟くんの元へ突っ走ってしまった。あの時彼と話さなければ今の私の幸せはない。
タオルをその場で返すのを忘れ、さらにまた連絡をするからと伝えたのに疎かになってしまっていた。
私は慌ててスマホを手に取り、拓人くんに連絡をした。
「拓人くん、この前はごめんなさい。あのあとすぐに連絡ができなくて」
「いいんです。焼肉も美味しくいただきましたし、気にしないでください。それにみのりさんの顔を見てたら幸せそうで嬉しいです」
「え?」
「なんだか輝いてますよ。あ、でも出会った日が最悪だったのか」
彼にはボロボロに泣き崩れてる姿を見られており恥ずかしい限り。でもあの日、拓人くんに話しかけてもらわなければ何もかも始まっていない。拓人くんの優しさが導いてくれたのだ。
ようやく悟くんとのことが落ち着き、ひとまず明日から同棲しようと荷物を片付けていた。
するとチェストの上に置かれた袋に入ったものが目に止まる。
中身を確認するとあの時のタオルが入っていた。
あ……。
お礼をするつもりで焼肉に行ったが、拓人くんの話を聞いて悟くんの元へ突っ走ってしまった。あの時彼と話さなければ今の私の幸せはない。
タオルをその場で返すのを忘れ、さらにまた連絡をするからと伝えたのに疎かになってしまっていた。
私は慌ててスマホを手に取り、拓人くんに連絡をした。
「拓人くん、この前はごめんなさい。あのあとすぐに連絡ができなくて」
「いいんです。焼肉も美味しくいただきましたし、気にしないでください。それにみのりさんの顔を見てたら幸せそうで嬉しいです」
「え?」
「なんだか輝いてますよ。あ、でも出会った日が最悪だったのか」
彼にはボロボロに泣き崩れてる姿を見られており恥ずかしい限り。でもあの日、拓人くんに話しかけてもらわなければ何もかも始まっていない。拓人くんの優しさが導いてくれたのだ。