相思相愛・夫婦の日常~はる♡もも編~
「市子ちゃん、副社長婦人だ!」
「フフ…将来の社長婦人に言われた~」
永遠は、結城商事の御曹司。
将来は社長として働くことになるのだ。
「それにしても、市子と同級生なんだよな?」
「え?うん、そうよ」
「てことは、年上?
見えない……」
「え?」
「幻夜は、28歳よ」
「そうなんだ!」
「まぁ、永遠くんは二十歳だからどうってことないか!」
「フフ…そうだね!」
それから和やかに時間が過ぎていく。
でも、永遠だけは不機嫌だ。
「あ、幻夜さん。飲み物おかわりはいいですか?」
「え?あ、そうだね。どうしようかな?」
「はい、メニューどうぞ?」
「「ももちゃん(百枝)!気を遣わないでいいの!」」
永遠と市子の声が綺麗にハモった。
「凄っ!」
「ハモった……!」
びっくりして永遠と市子を見る、百枝と幻夜。
「ももちゃん、食べて?またあんま食べてないじゃん!
幻夜の事なんか気にしなくていいんだよ?」
「そうよ、百枝。
いつも言ってるでしょ!自分のことを考えなって!」
「うん。わかってるよ」
「わかってないよ。はい!食べて?
それとも、あーんしようか?」
「え////!?や、やだよ…////」
「だったら食べて!早く食べてピアス取りに行こ?」
「うん…」
ゆっくり、食事を再開する百枝。
「…………ベタ惚れだな」
「は?」
「永遠が、一人の女に夢中になってるなんて奇跡に近い」
「俺のことなんだと思ってたの?」
「ん?冷酷な魔王」
「は?」
「人に…いや、自分以外は興味がなくて、情もなくて、例え目の前で子どもが怪我をしても無視するような、自分以外はどうなっても何とも思わない冷たい奴」
「………」
「でも……誰よりも寂しがり屋で、孤独」
「幻夜…」
「良かったな。愛する人に出逢えて……!」
「うん」
「びっくりしちゃった!」
「ん?」
それから永遠達四人は一緒にレストランを出て、百枝と市子はトイレにいた。
「幻夜と永遠くんが知り合いだったなんて……!」
「そうだね……」
「ん?百枝?
どうしたの?」
「あ…ほら、幻夜さんが言ってたことが気になって……」
「あー、でも…それは昔のことでしょ?
百枝に出逢う前の」
「うん…出逢った時から、はるくんはカッコいいヒーローみたいな人だったから」
百枝は、出逢った時のことを思い出していた。
「フフ…将来の社長婦人に言われた~」
永遠は、結城商事の御曹司。
将来は社長として働くことになるのだ。
「それにしても、市子と同級生なんだよな?」
「え?うん、そうよ」
「てことは、年上?
見えない……」
「え?」
「幻夜は、28歳よ」
「そうなんだ!」
「まぁ、永遠くんは二十歳だからどうってことないか!」
「フフ…そうだね!」
それから和やかに時間が過ぎていく。
でも、永遠だけは不機嫌だ。
「あ、幻夜さん。飲み物おかわりはいいですか?」
「え?あ、そうだね。どうしようかな?」
「はい、メニューどうぞ?」
「「ももちゃん(百枝)!気を遣わないでいいの!」」
永遠と市子の声が綺麗にハモった。
「凄っ!」
「ハモった……!」
びっくりして永遠と市子を見る、百枝と幻夜。
「ももちゃん、食べて?またあんま食べてないじゃん!
幻夜の事なんか気にしなくていいんだよ?」
「そうよ、百枝。
いつも言ってるでしょ!自分のことを考えなって!」
「うん。わかってるよ」
「わかってないよ。はい!食べて?
それとも、あーんしようか?」
「え////!?や、やだよ…////」
「だったら食べて!早く食べてピアス取りに行こ?」
「うん…」
ゆっくり、食事を再開する百枝。
「…………ベタ惚れだな」
「は?」
「永遠が、一人の女に夢中になってるなんて奇跡に近い」
「俺のことなんだと思ってたの?」
「ん?冷酷な魔王」
「は?」
「人に…いや、自分以外は興味がなくて、情もなくて、例え目の前で子どもが怪我をしても無視するような、自分以外はどうなっても何とも思わない冷たい奴」
「………」
「でも……誰よりも寂しがり屋で、孤独」
「幻夜…」
「良かったな。愛する人に出逢えて……!」
「うん」
「びっくりしちゃった!」
「ん?」
それから永遠達四人は一緒にレストランを出て、百枝と市子はトイレにいた。
「幻夜と永遠くんが知り合いだったなんて……!」
「そうだね……」
「ん?百枝?
どうしたの?」
「あ…ほら、幻夜さんが言ってたことが気になって……」
「あー、でも…それは昔のことでしょ?
百枝に出逢う前の」
「うん…出逢った時から、はるくんはカッコいいヒーローみたいな人だったから」
百枝は、出逢った時のことを思い出していた。