相思相愛・夫婦の日常~はる♡もも編~
“三頭軍の結城 永遠”
━━━━━と言えば、ちょっとした有名人だ。
まるで才能でもあるかのように、天才的に喧嘩が強く負けたことがない。
しかも反撃も許さない為、永遠は傷ひとつない。
そして冷酷で、クール。
オーラだけで相手を平伏させることも、容易い。
しかしそんな永遠の姿は、百枝は一切知らない。
今の今まで━━━━━━━
壊れたドア前に立っている永遠。
言葉では表現できない程の、恐ろしい雰囲気を醸し出していた。
出逢った頃に助けてくれたあの雰囲気とは、比べ物にならないくらいのオーラだ。
「はる…く、ん……」
「ももちゃんから離れろ」
「は?」
「聞こえないの?
そこにいる、結城 百枝は俺の奥さん。
お前が触っていい人間じゃない。
百枝に触れていい人間、話していい人間は、この俺が決める。
お前は、そのどれにも値しない。
だから離れろ」
「じょ、冗談だろ?
可愛いねって、声かけてただけだよ!
職員として頑張ってくれてるし、労いたかったんだ」
「冗談?
お前は、何処までもバカなのか?
冗談で、なんで百枝が震えて怯えてんの?
労ってるなら、なんでこんな状況なんだ?
ドアに鍵までかけて。
早く、ここから消えろ。
じゃないと、百枝の前だろうが手が出るぞ」
「わ、わかった」
円田は、そそくさと部屋を出ていく。
それを確認すると、百枝がズルズルとへたりこんだ。
「ももちゃん!!?」
駆け寄り、百枝を抱き締める。
百枝も永遠にしがみついた。
「はるくん!はるくん!怖かっ…た……よ…」
「うん。ごめんね、遅くなって」
「でも、良かった。
気づいてくれて………」
「当たり前でしょ?
ももちゃんからの連絡は、絶対見逃さないよ!」
実は百枝は、円田に会いに行く直前に永遠にメッセージを送っていた。
『10分経っても、私が出てこなかったら裏に来て』と。
「はるくん、大好き!」
「フフ…俺は、愛してるよ!」
それから二人は、外に出た。
「永遠!!」
晋作達が待っていて、駆け寄る。
「大丈夫だった!?」
「うん」
しっかり手を繋いでいる、永遠と百枝。
晋作と冬樹は、肩を撫で下ろした。
「やっぱり、君が………!!」
「え?あ、貴方は……」
「え?ももちゃん、知ってるの?」
「え!?あ、えーと………」
━━━━━と言えば、ちょっとした有名人だ。
まるで才能でもあるかのように、天才的に喧嘩が強く負けたことがない。
しかも反撃も許さない為、永遠は傷ひとつない。
そして冷酷で、クール。
オーラだけで相手を平伏させることも、容易い。
しかしそんな永遠の姿は、百枝は一切知らない。
今の今まで━━━━━━━
壊れたドア前に立っている永遠。
言葉では表現できない程の、恐ろしい雰囲気を醸し出していた。
出逢った頃に助けてくれたあの雰囲気とは、比べ物にならないくらいのオーラだ。
「はる…く、ん……」
「ももちゃんから離れろ」
「は?」
「聞こえないの?
そこにいる、結城 百枝は俺の奥さん。
お前が触っていい人間じゃない。
百枝に触れていい人間、話していい人間は、この俺が決める。
お前は、そのどれにも値しない。
だから離れろ」
「じょ、冗談だろ?
可愛いねって、声かけてただけだよ!
職員として頑張ってくれてるし、労いたかったんだ」
「冗談?
お前は、何処までもバカなのか?
冗談で、なんで百枝が震えて怯えてんの?
労ってるなら、なんでこんな状況なんだ?
ドアに鍵までかけて。
早く、ここから消えろ。
じゃないと、百枝の前だろうが手が出るぞ」
「わ、わかった」
円田は、そそくさと部屋を出ていく。
それを確認すると、百枝がズルズルとへたりこんだ。
「ももちゃん!!?」
駆け寄り、百枝を抱き締める。
百枝も永遠にしがみついた。
「はるくん!はるくん!怖かっ…た……よ…」
「うん。ごめんね、遅くなって」
「でも、良かった。
気づいてくれて………」
「当たり前でしょ?
ももちゃんからの連絡は、絶対見逃さないよ!」
実は百枝は、円田に会いに行く直前に永遠にメッセージを送っていた。
『10分経っても、私が出てこなかったら裏に来て』と。
「はるくん、大好き!」
「フフ…俺は、愛してるよ!」
それから二人は、外に出た。
「永遠!!」
晋作達が待っていて、駆け寄る。
「大丈夫だった!?」
「うん」
しっかり手を繋いでいる、永遠と百枝。
晋作と冬樹は、肩を撫で下ろした。
「やっぱり、君が………!!」
「え?あ、貴方は……」
「え?ももちゃん、知ってるの?」
「え!?あ、えーと………」