相思相愛・夫婦の日常~はる♡もも編~
彩也を晋作と冬樹に任せ、永遠と百枝はマンションに帰った。
ソファに座り、百枝は永遠にずっとしがみついていた。
「ももちゃん」
「………」
「ももちゃん、風呂入ろ?」
「………」
首を横に振る。
「でも服もぼろぼろだし……」
「………」
首を横に振る。
「せめて着替えよ?」
「………」
首を横に振る。
「全部、俺がするよ。
いつもみたいに、身体洗うし、着替えさせる。
今日は、ゆっくり寝よ?」
するとゆっくり顔を上げた、百枝。
「……入る」
小さく呟いた百枝に、永遠は微笑んで「じゃあ、行こ?」と言って抱き上げた。
丁寧に優しく身体を洗う、永遠。
百枝の身体の所々に擦り傷があり、永遠の胸が痛む。
「はるくん」
「ん?何?」
「ごめんね」
「え?なんで、謝るの?」
「私、穢れたから」
「ももちゃんは、綺麗だよ」
「ううん。
このままじゃダメって、わかってるの。
私、はるくんに頼ってばっかで何もできない。
さっきも必死に抵抗したけど、びくともしなかった。
だから、はるくんにも暴力ふるわせることになった……私のせい…」
百枝は、永遠の手を包み込んで言った。
「もっと、頼ってよ」
「え?」
「俺は、ももちゃんに常に必要とされてたい。
だから、もっと頼って俺なしでは生きれなくなって?
俺はもう…ももちゃんなしでは生きれないから」
「はるくん…!!」
百枝は、永遠に抱きついた。
「………ももちゃん…」
「ん?」
「この体勢、ヤバい……////」
「え?あ…////」
ここは、バスルーム。
二人は裸だ。
それから二人は、抱き合って眠りについた。
次の日、大学にて━━━━━━
「百枝ちゃんは?」
「大丈夫だった?」
「うん。なんとか。今日不安そうな顔してたけど、ちゃんと仕事行ったよ」
「良かった。
それでさ。百枝ちゃんと彩也ちゃんを誘った奴だけど」
「うん」
「百枝ちゃんの職場の女で、今日は仕事休みみたいだよ」
「へぇ…」
「どうする?」
「フッ…そんなの、決まってる。
地獄行きだ」
永遠が不気味に笑う。
晋作と冬樹は、その表情を見て寒気がする。
永遠が笑う。
それは━━━━これから起こる恐ろしい事態を意味している。
永遠が“冷酷な魔王”と言われている所以はここにある。
百枝を傷つけ関わった相手を全て、地獄に落とすまで終わらない。
何処まででも追いかけて、追い詰めて地獄に落とすのだ。
ソファに座り、百枝は永遠にずっとしがみついていた。
「ももちゃん」
「………」
「ももちゃん、風呂入ろ?」
「………」
首を横に振る。
「でも服もぼろぼろだし……」
「………」
首を横に振る。
「せめて着替えよ?」
「………」
首を横に振る。
「全部、俺がするよ。
いつもみたいに、身体洗うし、着替えさせる。
今日は、ゆっくり寝よ?」
するとゆっくり顔を上げた、百枝。
「……入る」
小さく呟いた百枝に、永遠は微笑んで「じゃあ、行こ?」と言って抱き上げた。
丁寧に優しく身体を洗う、永遠。
百枝の身体の所々に擦り傷があり、永遠の胸が痛む。
「はるくん」
「ん?何?」
「ごめんね」
「え?なんで、謝るの?」
「私、穢れたから」
「ももちゃんは、綺麗だよ」
「ううん。
このままじゃダメって、わかってるの。
私、はるくんに頼ってばっかで何もできない。
さっきも必死に抵抗したけど、びくともしなかった。
だから、はるくんにも暴力ふるわせることになった……私のせい…」
百枝は、永遠の手を包み込んで言った。
「もっと、頼ってよ」
「え?」
「俺は、ももちゃんに常に必要とされてたい。
だから、もっと頼って俺なしでは生きれなくなって?
俺はもう…ももちゃんなしでは生きれないから」
「はるくん…!!」
百枝は、永遠に抱きついた。
「………ももちゃん…」
「ん?」
「この体勢、ヤバい……////」
「え?あ…////」
ここは、バスルーム。
二人は裸だ。
それから二人は、抱き合って眠りについた。
次の日、大学にて━━━━━━
「百枝ちゃんは?」
「大丈夫だった?」
「うん。なんとか。今日不安そうな顔してたけど、ちゃんと仕事行ったよ」
「良かった。
それでさ。百枝ちゃんと彩也ちゃんを誘った奴だけど」
「うん」
「百枝ちゃんの職場の女で、今日は仕事休みみたいだよ」
「へぇ…」
「どうする?」
「フッ…そんなの、決まってる。
地獄行きだ」
永遠が不気味に笑う。
晋作と冬樹は、その表情を見て寒気がする。
永遠が笑う。
それは━━━━これから起こる恐ろしい事態を意味している。
永遠が“冷酷な魔王”と言われている所以はここにある。
百枝を傷つけ関わった相手を全て、地獄に落とすまで終わらない。
何処まででも追いかけて、追い詰めて地獄に落とすのだ。