相思相愛・夫婦の日常~はる♡もも編~
「うん」
「てことは、三十路……?」
「うん。ダメなの?」
永遠が鋭い視線で睨む。
「ううん。でも凄いね!付き合ってるとかじゃなくて、結婚なんて……!」
「だって、放れたくないんだもん」
「確か、付き合って半年位だよな?結婚したの」
「うん。ほんとは付き合うって時に結婚したかったんだけど、ももちゃんが成人してからって言ったから」
「そもそもそんな人と、何処で知り合ったの?」
「「「大学の学園祭」」」
ハモる永遠達。
「一昨年、百枝ちゃんが学園祭にダチと来てて、ウチの学生にナンパされてたのを永遠が助けたのが始まりかな」
冬樹が簡単に説明する。
「でも意外だった」
晋作が言う。
「だって、永遠。
いつもなら、ナンパとか無視だろ?」
「まぁ、そうだな」
クールで、いつも他人を冷めた目で見ている永遠。
何でも器用にこなすハイスペ男な為、他人を見下しているところがある。
なのでいつもなら、ナンパなんて面倒で助けようなんてしない。
でも百枝を見た瞬間、何かが弾けたように心が動き出したのだ。
身体が熱くなり、百枝しか視界に入らなくなり、もっと百枝の事を知りたいと思い、百枝を自分だけのモノにしたいと渇望したのだ。
この感情を“一目惚れ”と言えば、そうなのだろう。
とにかく、手に入れたい。
いや━━━何がなんでも手に入れると、あの一瞬で決心したのだ。
そして連絡先を聞き出し、毎日アプローチして交際にこぎ着け、永遠の二十歳の誕生日に婚姻届を出したのだ。
「そうなんだぁー!
永遠くんに一目惚れされるって、どんな人なんだろう」
「だよね!いいなぁー」
「私ももっと、小さくて、童顔だったらなぁ~」
(いやいや…間違ってもお前等みたいな女には、一目惚れなんてしねぇよ……!!)
永遠は、心の中で毒づいていた。
「━━━━━ねぇ、もう帰っていい?
ももちゃんを迎えに行かなきゃ」
永遠が店内にある時計を見ながら言う。
「は?まだ19時じゃん!」
「うん。だってももちゃん、もうすぐ食べ終わるだろうし。
それに!顔出すだけって言っただろ?」
「でもよ。百枝ちゃん、18時迄なんだろ?仕事。
それから飯なんだから、まだだろ?」
「まだの方がいいんだよ!
ももちゃんがいる店の前に待ち伏せないと!
ご飯食べたあと、他の所に連れていかれないように」
「ほんっと、心配性だよなぁー」
冬樹が呆れたように微笑み言った。
「てことは、三十路……?」
「うん。ダメなの?」
永遠が鋭い視線で睨む。
「ううん。でも凄いね!付き合ってるとかじゃなくて、結婚なんて……!」
「だって、放れたくないんだもん」
「確か、付き合って半年位だよな?結婚したの」
「うん。ほんとは付き合うって時に結婚したかったんだけど、ももちゃんが成人してからって言ったから」
「そもそもそんな人と、何処で知り合ったの?」
「「「大学の学園祭」」」
ハモる永遠達。
「一昨年、百枝ちゃんが学園祭にダチと来てて、ウチの学生にナンパされてたのを永遠が助けたのが始まりかな」
冬樹が簡単に説明する。
「でも意外だった」
晋作が言う。
「だって、永遠。
いつもなら、ナンパとか無視だろ?」
「まぁ、そうだな」
クールで、いつも他人を冷めた目で見ている永遠。
何でも器用にこなすハイスペ男な為、他人を見下しているところがある。
なのでいつもなら、ナンパなんて面倒で助けようなんてしない。
でも百枝を見た瞬間、何かが弾けたように心が動き出したのだ。
身体が熱くなり、百枝しか視界に入らなくなり、もっと百枝の事を知りたいと思い、百枝を自分だけのモノにしたいと渇望したのだ。
この感情を“一目惚れ”と言えば、そうなのだろう。
とにかく、手に入れたい。
いや━━━何がなんでも手に入れると、あの一瞬で決心したのだ。
そして連絡先を聞き出し、毎日アプローチして交際にこぎ着け、永遠の二十歳の誕生日に婚姻届を出したのだ。
「そうなんだぁー!
永遠くんに一目惚れされるって、どんな人なんだろう」
「だよね!いいなぁー」
「私ももっと、小さくて、童顔だったらなぁ~」
(いやいや…間違ってもお前等みたいな女には、一目惚れなんてしねぇよ……!!)
永遠は、心の中で毒づいていた。
「━━━━━ねぇ、もう帰っていい?
ももちゃんを迎えに行かなきゃ」
永遠が店内にある時計を見ながら言う。
「は?まだ19時じゃん!」
「うん。だってももちゃん、もうすぐ食べ終わるだろうし。
それに!顔出すだけって言っただろ?」
「でもよ。百枝ちゃん、18時迄なんだろ?仕事。
それから飯なんだから、まだだろ?」
「まだの方がいいんだよ!
ももちゃんがいる店の前に待ち伏せないと!
ご飯食べたあと、他の所に連れていかれないように」
「ほんっと、心配性だよなぁー」
冬樹が呆れたように微笑み言った。