相思相愛・夫婦の日常~はる♡もも編~
それから一週間。
永遠と百枝はお互い毎日電話をしながら、なんとか日々を過ごしていた。
百枝は永遠のパーカーを着て眠りにつき、永遠も百枝の枕を抱き締めて眠る。
後6日。
後5日。
後4日………と指折り数えながら。
そして、百枝の帰る日の前日━━━━━━━
「━━━━━━━やっと明日会えるね!
じゃあね、ももちゃん。おやすみ」
『あ、はるくん!』
切ろうとする永遠を呼ぶ、百枝の声。
「ん?」
『………////ううん。おやすみなさい……』
「ももちゃん?」
『明日…いっぱい……ラブラブしようね…!』
そう言って百枝は、通話を切ったのだった。
ツーツーと聞こえる中、永遠はしばらく放心状態だ。
「可愛すぎ…/////俺…ドキドキのし過ぎで、心臓壊れないかな?(笑)」
そして百枝も━━━━━━
「ひ、退かれてないよね……?」
ドキドキしていて、落ち着かない。
「頭を冷やそう……!」
ホテルのロビーに下り、一階にあるカフェに向かった。
コーヒーを飲んでいると……
「…………もも?」
「え?あ!雅楽くん?」
「やっぱ、ももだ!久しぶり!」
「久しぶり!」
石渡 雅楽。
百枝の大学の時の元彼で、四年間付き合っていた。
卒業と同時に別れたのだ。
「元気そうだね!」
「うん!雅楽くんも」
「一人?
…………んなわけないよね?ももは、怖がりだし」
「一人だよ」
「一人!!?大丈夫なのか!?」
「うん。でも、知り合いが……あ!市子ちゃんの旦那さんが近くのホテルにいるの。
だから“なんかあればいつでも連絡して”って言ってくれてるの」
「市子の?」
「うん」
「でも一人で、なんでホテル?
しかも、ビジネスホテルなんて」
「あ、出張で。でも明日帰るよ?」
「へぇー頑張ってるんだな!
帰るって、家何処?」
住所を伝えると、目を見開いた雅楽。
「雅楽くん?」
「あ、いや。
俺の転勤先だったからビックリして……!」
「転勤?転勤するの?雅楽くん」
「うん。ずっとこっちで働いてたんだけど、転勤が決まったんだ。ずっとこっちで働く予定だったんだけど、条件も良かったからおもいきって行くことにしたんだ」
「そっか!」
「ねぇ、連絡先教えてよ!ももの番号、別れた時に消したんだ。また会えるなんて思わなかったから。
市子も入れて、同窓会しよ?」
「うん」
連絡先を交換する為、スマホ画面を開くと永遠とのツーショットの写真が出てきた。
(待ち受けにしているからだ)
「もも、隣の男…彼氏?」
「え?あ、ううん。旦那さん」
「旦那…そ、そっか……やっぱ、そうだよね………」
「ん?」
「ううん!また、連絡するね!」
永遠と百枝はお互い毎日電話をしながら、なんとか日々を過ごしていた。
百枝は永遠のパーカーを着て眠りにつき、永遠も百枝の枕を抱き締めて眠る。
後6日。
後5日。
後4日………と指折り数えながら。
そして、百枝の帰る日の前日━━━━━━━
「━━━━━━━やっと明日会えるね!
じゃあね、ももちゃん。おやすみ」
『あ、はるくん!』
切ろうとする永遠を呼ぶ、百枝の声。
「ん?」
『………////ううん。おやすみなさい……』
「ももちゃん?」
『明日…いっぱい……ラブラブしようね…!』
そう言って百枝は、通話を切ったのだった。
ツーツーと聞こえる中、永遠はしばらく放心状態だ。
「可愛すぎ…/////俺…ドキドキのし過ぎで、心臓壊れないかな?(笑)」
そして百枝も━━━━━━
「ひ、退かれてないよね……?」
ドキドキしていて、落ち着かない。
「頭を冷やそう……!」
ホテルのロビーに下り、一階にあるカフェに向かった。
コーヒーを飲んでいると……
「…………もも?」
「え?あ!雅楽くん?」
「やっぱ、ももだ!久しぶり!」
「久しぶり!」
石渡 雅楽。
百枝の大学の時の元彼で、四年間付き合っていた。
卒業と同時に別れたのだ。
「元気そうだね!」
「うん!雅楽くんも」
「一人?
…………んなわけないよね?ももは、怖がりだし」
「一人だよ」
「一人!!?大丈夫なのか!?」
「うん。でも、知り合いが……あ!市子ちゃんの旦那さんが近くのホテルにいるの。
だから“なんかあればいつでも連絡して”って言ってくれてるの」
「市子の?」
「うん」
「でも一人で、なんでホテル?
しかも、ビジネスホテルなんて」
「あ、出張で。でも明日帰るよ?」
「へぇー頑張ってるんだな!
帰るって、家何処?」
住所を伝えると、目を見開いた雅楽。
「雅楽くん?」
「あ、いや。
俺の転勤先だったからビックリして……!」
「転勤?転勤するの?雅楽くん」
「うん。ずっとこっちで働いてたんだけど、転勤が決まったんだ。ずっとこっちで働く予定だったんだけど、条件も良かったからおもいきって行くことにしたんだ」
「そっか!」
「ねぇ、連絡先教えてよ!ももの番号、別れた時に消したんだ。また会えるなんて思わなかったから。
市子も入れて、同窓会しよ?」
「うん」
連絡先を交換する為、スマホ画面を開くと永遠とのツーショットの写真が出てきた。
(待ち受けにしているからだ)
「もも、隣の男…彼氏?」
「え?あ、ううん。旦那さん」
「旦那…そ、そっか……やっぱ、そうだよね………」
「ん?」
「ううん!また、連絡するね!」