相思相愛・夫婦の日常~はる♡もも編~
「え?」
「確かに、俺もよく耳にしてた。
凄い奴等だって。
人を助けたりすることもあったらしいし。
でも、やっぱり暴力はよくないよ」
「雅楽くん…」
「あーもー、この話はおしまい!
飲もうぜ!!」
瑞生が、手をパンパンと叩いて気を取り直して場は収まった。
「━━━━━━もも!」
「あ、雅楽くん!」
市子とトイレに行き、戻ろうとしていた百枝に声をかける雅楽。
「私、先に行ってるね~
あ、雅楽!間違いは犯さないでね!
信じてるから」
雅楽の肩をポンと叩いて、市子が去る。
「わかってるよ。
あ、もも。さっきはごめんね」
「え?」
「旦那のこと、あんな風に言って……」
「ううん。私の言いたいこと代弁してくれて、嬉しかった!ありがとう!
やっぱり、雅楽くんだな…って」
「え?」
「雅楽くんは、とても優しい人。
でもそれは、誰にもでも優しいって事じゃなくて、時には厳しいことも言ってくれる、本当の優しさがある人。
私はそうゆうところが、大好きだった!」
「大好き“だった”か……」
「うん」
「今は?」
「え?」
「今は、大好き?」
「…………ごめんね…今は、大好きな人は違う人なの」
「………だよな!」
「うん」
「行こ!もうそろそろ、お開きだって!」
「うん!」
雅楽が微笑み、百枝も微笑んだ。
店を出ると、永遠がいた。
「ももちゃん!!」
あっという間に駆けてきて、抱き締められた。
「はるくん…」
(煙草の臭いが凄い……
きっと、私と離れてる間の気を紛らわせる為に沢山吸ったんだろうなぁ)
そう思い百枝は、胸がキュッと痛んでいた。
「やっと、永遠が落ち着いた……」
「長かった……」
「フォローも疲れるよな(笑)」
晋作達が、口々に話している。
「帰ろ?」
顔を覗き込んで、頬を撫でる永遠。
「うん」
「あ、もも!」
「え?」
「また、連絡していい?
“友達として”また会おうよ!」
「市子ちゃん達と一緒なら」
「もちろん!
あと、言ってなかった!俺、◯◯百貨店(百枝の職場があるデパート)に転勤したんだ!
だから、家近いんじゃないかな?」
「「「え……」」」
雅楽の言葉に、永遠、百枝、市子、晋作、冬樹、聖愛はフリーズした。
「え?俺、何か変なこと言った?」
「あー、やっぱ、元彼は最大の敵だ………!」
永遠がボソッと呟くのだった。
「確かに、俺もよく耳にしてた。
凄い奴等だって。
人を助けたりすることもあったらしいし。
でも、やっぱり暴力はよくないよ」
「雅楽くん…」
「あーもー、この話はおしまい!
飲もうぜ!!」
瑞生が、手をパンパンと叩いて気を取り直して場は収まった。
「━━━━━━もも!」
「あ、雅楽くん!」
市子とトイレに行き、戻ろうとしていた百枝に声をかける雅楽。
「私、先に行ってるね~
あ、雅楽!間違いは犯さないでね!
信じてるから」
雅楽の肩をポンと叩いて、市子が去る。
「わかってるよ。
あ、もも。さっきはごめんね」
「え?」
「旦那のこと、あんな風に言って……」
「ううん。私の言いたいこと代弁してくれて、嬉しかった!ありがとう!
やっぱり、雅楽くんだな…って」
「え?」
「雅楽くんは、とても優しい人。
でもそれは、誰にもでも優しいって事じゃなくて、時には厳しいことも言ってくれる、本当の優しさがある人。
私はそうゆうところが、大好きだった!」
「大好き“だった”か……」
「うん」
「今は?」
「え?」
「今は、大好き?」
「…………ごめんね…今は、大好きな人は違う人なの」
「………だよな!」
「うん」
「行こ!もうそろそろ、お開きだって!」
「うん!」
雅楽が微笑み、百枝も微笑んだ。
店を出ると、永遠がいた。
「ももちゃん!!」
あっという間に駆けてきて、抱き締められた。
「はるくん…」
(煙草の臭いが凄い……
きっと、私と離れてる間の気を紛らわせる為に沢山吸ったんだろうなぁ)
そう思い百枝は、胸がキュッと痛んでいた。
「やっと、永遠が落ち着いた……」
「長かった……」
「フォローも疲れるよな(笑)」
晋作達が、口々に話している。
「帰ろ?」
顔を覗き込んで、頬を撫でる永遠。
「うん」
「あ、もも!」
「え?」
「また、連絡していい?
“友達として”また会おうよ!」
「市子ちゃん達と一緒なら」
「もちろん!
あと、言ってなかった!俺、◯◯百貨店(百枝の職場があるデパート)に転勤したんだ!
だから、家近いんじゃないかな?」
「「「え……」」」
雅楽の言葉に、永遠、百枝、市子、晋作、冬樹、聖愛はフリーズした。
「え?俺、何か変なこと言った?」
「あー、やっぱ、元彼は最大の敵だ………!」
永遠がボソッと呟くのだった。