相思相愛・夫婦の日常~はる♡もも編~
片付けは一緒に行い、ソファに座った二人。

市子達に貰った、プレゼントを開けようとしていた。
丁寧に包みを開ける、百枝。

「「………」」
中身を見て、二人は言葉に詰まる。

「これ…////」
「ももちゃん、これ…ベビードールってやつだよね?」

「そう…だね……////」

“素敵な夜にしてね!”
“明日、仕事休みでしょ?”
二人のあの、ニヤニヤしていた表情はこれの事だったのか……と、妙に納得する百枝。

しかしこんな色っぽい服、恥ずかしくて着れるわけがない。

百枝は慌てて、袋にしまった。

「え?ももちゃん、何してるの?」

「え?何って、こんなの恥ずかしいの着れないもん。
だから、しまうの」

「え?着てくれないの?」

「え?着るの?」

「え?当たり前でしょ?せっかく、友達がももちゃんにプレゼントしてくれたんだよ?
着なきゃ失礼でしょ?」

「そ、そうだけど……」

「ね?はい!今から風呂入っていっぱい愛し合おう!
明日は休みだし!
待っててね、すぐ沸かしてくるから!」
永遠は鼻歌を歌う勢いで、バスルームに向かう。

そんな後ろ姿を見ながら、百枝は“今日、寝れるかな”とボーッと考えていた。


そう━━━━永遠の性欲……あ、もとい…愛情は計り知れない為か、結婚してからほぼ毎日求められていた、百枝。
しかも永遠は、一回では終わらない。
なので、次の日の仕事がかなり辛いのだ。

その為百枝は、永遠と約束をしている。

セックスは休みの前日にしてほしい、と━━━━━

そう約束しないと、永遠と百枝はいつも一緒に入浴する為、そのまま抱きかかえられ抵抗もままならないまま、ベッドに連れて行かれるのだ。


「━━━━━ももちゃん、身体洗うよ~」
「ん…」

百枝の世話をすることが、永遠の幸福。
入浴中、身体を洗うのも永遠が行う。
「キスマーク、消えてきてるね…
また、いっぱいつけようね~!」
スポンジを身体に滑らせながら言う、永遠。

「…………あれ?ここ、どうしたの?」
「え?」
百枝の膝を指さす永遠。

「あ……転んだの」
「は?転んだ?」
「うん。段ボールを運んでて、足元が見えてなくて……」
「そっか…痛い?」
ゆっくり傷口をさする、永遠。

「ううん。ちょっとしか傷ついてないし」
「風呂上がったら、消毒しておこうね!」
百枝の身体を洗い流した永遠は、傷口にキスを落とした。
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