吸血鬼との世界
それから食後少しゆっくりしてまた夕方から次の日の昼まで足腰経たなくなるまで求めあった。

その身が枯れるまで求めあった。

ここに来てから零夜は「俺がいる」と言うかのように私を抱く。

私を安心させるような。


なぜだかその行為に少し不安がよぎった。

優しいのは前からだけど、何か嫌な感じがするのは気のせいじゃなかった。
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