吸血鬼との世界
嫌な感じを読み取ってから数週間後。

楽しい日々はあっという間に過ぎ、今日帰る日になった。

当初の予定では二週間の予定だったが、零夜の「もっとお前を独占していたい」というわがままがなぜか学園側に通り、
結局一か月も休学してしまった。

零夜は「父さんたちが学園側には言ってあるから大丈夫だ」と自信満々に言っていたので
そうしてしまったが・・・

休学中の授業は前のようにオンライン授業で行っていたので授業の遅れは大丈夫だが。

「久々に皆に会うなぁ！」

そう、クラスメイトに会うのは零の彼女の件があってオンライン授業を二種間ほど寮の自室から行い、そのあとクラスメイトに会わないまま今回の休学一か月。

みんな私たちの子と覚えてるかな？？

といっても、夏休みと同じくらいの休みだから忘れるわけはないか。

「そうだな。教室に行くのは明日からだ。楽しみか？？」

「うん、久々に皆に会えるから、楽しみ！！」

「そうか、では早く荷造りを済ませて早いところ寮に戻ってゆっくりしよう」

「うん！！！」

そこから急いで荷造りをした。
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