吸血鬼との世界
ライバル登場
<次の日>
今日は本当に久しぶりの学校。
クラスのトークアプリによると、今日転校生が一人来るようだ。
元々もう一人転校生は来る予定で、最初の彼女は学園から出ていったため、改めて転校生が来るようだ。
転校生は人間だという情報だけはアプリトーク内の情報で分かっている。
どんな人が来るのか楽しみだ!!
~教室~
「美鈴ちゃん!お久しぶりだね!!!!」
入っていきなり抱き着いてきたのは夏鈴ちゃんだった。
「夏鈴ちゃん、お久しぶり!!」
「・・・・あんま美鈴に引っ付くな」
「女同士だよ?」
「それでも嫌なんだよ」
「はいはい、あなたは相変わらずの美鈴愛が強いのね!!」
「「優花ちゃん!!」」
「お久しぶり、美鈴。おはよう、夏鈴」
「おはよう、優花ちゃん」
みんなに久々に会えてうれしかった。
HR始まりのチャイムが鳴って、先生が入ってきた。
「はい、みなさん、お待ちかねの転校生君です。どうぞ?」
皆の視線が一斉に扉に集まる。
「今日から転校してきた井河 由希奈(いがわ ゆきな)さんです。皆さん、仲良くしてあげてくださいね」
「井河由希奈です。人間です。まだ対はいませんが、昔から気になってる人を追いかけるためにこの学園に来ました。
よろしくお願いします。ちなみに、追いかけてる人っていうのは、そこにいる犬飼零夜くんです」
「は?お前誰?」
「さっき自己紹介したでしょ?」
「そうじゃねぇ、おれを追いかけてここに来た?俺はお前なんて知らない。悪いが俺にはとても大切な対がいる。
お前のようなどこの誰かもわかんねぇやつなど相手にする価値もない」
「零夜はあたしのこともう忘れたの???」
「お前なんて知らねぇ。この世で女は美鈴だけでいい」
「あっれ~ぇ??あーんなことやこー-んなこともいっぱいしたのに~??」
<ズキッ>
心が痛む。
零夜はこの人と体の関係を持ったの?
私だけじゃないの?
「勘違いを招くような発言はやめていただきたい。何をもってそのような気持ち悪い発言に至ったのかは知らねぇが、
俺は美鈴に出会うまで、女と関係もったことは一切ない。変な言いがかり、でたらめを続けるようなら警察を呼ぶが、
それでもよろしいか??」
「くっ・・・・絶対零夜に振り向いてもらうんだから!!対をあたしに変えてもらうんだから!!」
そう言って彼女は教室から出て行った。
「大丈夫だ。俺は美鈴以外の女には靡かない。俺は生涯美鈴だけを愛している。だから、美鈴は俺だけを見ていればいい、
あんな小物、気にしなくていい」
「零夜くんって、とことん美鈴ちゃん以外の女の子にひどいよね」
「そうじゃないと対は務まらないわよ」
「そうなんだ、いいな、私も早く対が欲しい!!」
そう優花ちゃんと夏鈴ちゃんが話していたけど、会話の内容はほとんど入ってこなかった。
「美鈴?大丈夫か?どこか痛むか?」
すごく、心が締め付けられる。
これ、なんだろ・・・・・
そこからの記憶はなかった。
今日は本当に久しぶりの学校。
クラスのトークアプリによると、今日転校生が一人来るようだ。
元々もう一人転校生は来る予定で、最初の彼女は学園から出ていったため、改めて転校生が来るようだ。
転校生は人間だという情報だけはアプリトーク内の情報で分かっている。
どんな人が来るのか楽しみだ!!
~教室~
「美鈴ちゃん!お久しぶりだね!!!!」
入っていきなり抱き着いてきたのは夏鈴ちゃんだった。
「夏鈴ちゃん、お久しぶり!!」
「・・・・あんま美鈴に引っ付くな」
「女同士だよ?」
「それでも嫌なんだよ」
「はいはい、あなたは相変わらずの美鈴愛が強いのね!!」
「「優花ちゃん!!」」
「お久しぶり、美鈴。おはよう、夏鈴」
「おはよう、優花ちゃん」
みんなに久々に会えてうれしかった。
HR始まりのチャイムが鳴って、先生が入ってきた。
「はい、みなさん、お待ちかねの転校生君です。どうぞ?」
皆の視線が一斉に扉に集まる。
「今日から転校してきた井河 由希奈(いがわ ゆきな)さんです。皆さん、仲良くしてあげてくださいね」
「井河由希奈です。人間です。まだ対はいませんが、昔から気になってる人を追いかけるためにこの学園に来ました。
よろしくお願いします。ちなみに、追いかけてる人っていうのは、そこにいる犬飼零夜くんです」
「は?お前誰?」
「さっき自己紹介したでしょ?」
「そうじゃねぇ、おれを追いかけてここに来た?俺はお前なんて知らない。悪いが俺にはとても大切な対がいる。
お前のようなどこの誰かもわかんねぇやつなど相手にする価値もない」
「零夜はあたしのこともう忘れたの???」
「お前なんて知らねぇ。この世で女は美鈴だけでいい」
「あっれ~ぇ??あーんなことやこー-んなこともいっぱいしたのに~??」
<ズキッ>
心が痛む。
零夜はこの人と体の関係を持ったの?
私だけじゃないの?
「勘違いを招くような発言はやめていただきたい。何をもってそのような気持ち悪い発言に至ったのかは知らねぇが、
俺は美鈴に出会うまで、女と関係もったことは一切ない。変な言いがかり、でたらめを続けるようなら警察を呼ぶが、
それでもよろしいか??」
「くっ・・・・絶対零夜に振り向いてもらうんだから!!対をあたしに変えてもらうんだから!!」
そう言って彼女は教室から出て行った。
「大丈夫だ。俺は美鈴以外の女には靡かない。俺は生涯美鈴だけを愛している。だから、美鈴は俺だけを見ていればいい、
あんな小物、気にしなくていい」
「零夜くんって、とことん美鈴ちゃん以外の女の子にひどいよね」
「そうじゃないと対は務まらないわよ」
「そうなんだ、いいな、私も早く対が欲しい!!」
そう優花ちゃんと夏鈴ちゃんが話していたけど、会話の内容はほとんど入ってこなかった。
「美鈴?大丈夫か?どこか痛むか?」
すごく、心が締め付けられる。
これ、なんだろ・・・・・
そこからの記憶はなかった。