吸血鬼との世界
~次の日~
緊張して授業内容が全く頭に入ってこなかった。
呼び出し人が由希奈ちゃんの可能性があるため、零夜にはトイレに行く、これを合図に行動した。
呼び出された場所に着いた。
ここは死角が多く、零夜が隠れていてもバレにくい。
これは対の本能なのか?零夜が近くにいるとわかる。
ほかにも数人がこのそばにいる。敵なのか味方なのかはわからない。
「おまたせしました」
そこには案の定、由希奈ちゃんがいた。
「こんなとこまで呼び出して、何の用?」
「用?あなたならもうわかっているでしょ?あなたは零夜くんの対にふさわしくないの、消えてちょうだい?」
「対とは生まれてきてからずっと繋がっている存在、自分では選べない。逆に言えば、対の解消もできない」
「簡単よ、あなたを屈辱的に犯せば零夜くんは汚らわしいあなたに近寄らなくなるわ!
そしたら解消したも同然じゃない!!」
こいつ、頭狂ってる!!
「出てきなさい!!」
その声で数名の生徒が出てきた。
「この人たちは女性に飢えた人たちよ、美味しく食べてもらって零夜くんに嫌われてしまいなさい!!」
「こいつ、犬飼の対だと聞いたが、べっぴんさんじゃねぇか!!」
「もう犬飼には嫌われちまったのか~??かわいそうに!!俺たちが慰めて、気持ちよ~くしてやるからな!」
「っ!!!!」
「悪いが、その必要は今後一生ない」
「ぐはっ!!!!!」
数名いた男たちが一瞬にして吹き飛んだ。
もちろん、こんなことができるのはただ一人。
「零夜」
零夜はぎゅっと抱きしめる力を強めた。
「な、なんでここ・・に?」
「悪いが、最初から聞かせてもらった。俺は美鈴以外の女にまったく興味などない、今後も、
美鈴以外の女を好きになることはない」
私の方にやさしいまなざしを向けながら頭をなで、淡々ときつい口調で発した。
「今後、対が交代することもお互いが死ぬまであり得ない、いや、死んでも俺らは一緒だ。
俺らはお互いがお互いに依存しているんだ。俺は美鈴がいないと生きていけない。
美鈴もおなじだ。俺らは離れられない依存しあう対なんだ。他の者が入るスキなどない」
また私を撫でながら淡々ときつい口調で話す。
「私も見させてもらったよ、井河くん」
「り、理事長」
「対同士の邪魔をするなんて、この学園のモラルに反する、よって、そこの男子たちと井河君を退学とする」
「!!!!!」
「なお、異論は認めない。大事な対の邪魔をするなど言語道断!退学でも生ぬるい方だと思うよ?
犬飼グループに話が広がらなかったことをありがたく思いなさい。では、失礼するよ。校長、そいつらと井河くんを理事長室に連れてきなさい」
「了解いたしました」
理事長は去っていった。
由希奈ちゃんと男子生徒ズもこちらを睨みつけながら校長に連れていかれた。
ぎゅっ!!
「よかった、美鈴にほかの男が触れなくて!」
「零夜がいてくれてたから、信じてたよ!」
「あぁ、今後もずっと美鈴から離れない」
「うん。私も零夜から離れ着ない、ずっとそばにいてね!!!!」
「当たり前だ、もう離さないから」
「うん」
零夜に抱きしめられたぬくもりがとても心地よかった。
緊張して授業内容が全く頭に入ってこなかった。
呼び出し人が由希奈ちゃんの可能性があるため、零夜にはトイレに行く、これを合図に行動した。
呼び出された場所に着いた。
ここは死角が多く、零夜が隠れていてもバレにくい。
これは対の本能なのか?零夜が近くにいるとわかる。
ほかにも数人がこのそばにいる。敵なのか味方なのかはわからない。
「おまたせしました」
そこには案の定、由希奈ちゃんがいた。
「こんなとこまで呼び出して、何の用?」
「用?あなたならもうわかっているでしょ?あなたは零夜くんの対にふさわしくないの、消えてちょうだい?」
「対とは生まれてきてからずっと繋がっている存在、自分では選べない。逆に言えば、対の解消もできない」
「簡単よ、あなたを屈辱的に犯せば零夜くんは汚らわしいあなたに近寄らなくなるわ!
そしたら解消したも同然じゃない!!」
こいつ、頭狂ってる!!
「出てきなさい!!」
その声で数名の生徒が出てきた。
「この人たちは女性に飢えた人たちよ、美味しく食べてもらって零夜くんに嫌われてしまいなさい!!」
「こいつ、犬飼の対だと聞いたが、べっぴんさんじゃねぇか!!」
「もう犬飼には嫌われちまったのか~??かわいそうに!!俺たちが慰めて、気持ちよ~くしてやるからな!」
「っ!!!!」
「悪いが、その必要は今後一生ない」
「ぐはっ!!!!!」
数名いた男たちが一瞬にして吹き飛んだ。
もちろん、こんなことができるのはただ一人。
「零夜」
零夜はぎゅっと抱きしめる力を強めた。
「な、なんでここ・・に?」
「悪いが、最初から聞かせてもらった。俺は美鈴以外の女にまったく興味などない、今後も、
美鈴以外の女を好きになることはない」
私の方にやさしいまなざしを向けながら頭をなで、淡々ときつい口調で発した。
「今後、対が交代することもお互いが死ぬまであり得ない、いや、死んでも俺らは一緒だ。
俺らはお互いがお互いに依存しているんだ。俺は美鈴がいないと生きていけない。
美鈴もおなじだ。俺らは離れられない依存しあう対なんだ。他の者が入るスキなどない」
また私を撫でながら淡々ときつい口調で話す。
「私も見させてもらったよ、井河くん」
「り、理事長」
「対同士の邪魔をするなんて、この学園のモラルに反する、よって、そこの男子たちと井河君を退学とする」
「!!!!!」
「なお、異論は認めない。大事な対の邪魔をするなど言語道断!退学でも生ぬるい方だと思うよ?
犬飼グループに話が広がらなかったことをありがたく思いなさい。では、失礼するよ。校長、そいつらと井河くんを理事長室に連れてきなさい」
「了解いたしました」
理事長は去っていった。
由希奈ちゃんと男子生徒ズもこちらを睨みつけながら校長に連れていかれた。
ぎゅっ!!
「よかった、美鈴にほかの男が触れなくて!」
「零夜がいてくれてたから、信じてたよ!」
「あぁ、今後もずっと美鈴から離れない」
「うん。私も零夜から離れ着ない、ずっとそばにいてね!!!!」
「当たり前だ、もう離さないから」
「うん」
零夜に抱きしめられたぬくもりがとても心地よかった。