吸血鬼との世界
とりあえず今は先にある文化祭の準備をしている。

私たちのクラスはメイド喫茶。
男子軍は裏方、女子軍が接客、先生がお会計アンド案内と役割は決まっている。

お会計言っても、前日に配られるチケットを回収するだけ。
なので先生は基本案内がメイン。

今は女子軍がメイド喫茶で着る衣装のチェックをしてる。

「わぁ、美鈴ちゃんメイド服すごく可愛い!!」

「零夜が見たら即お持ち帰りね」

「綺麗」

「とてもかわいい!お人形さんみたい!」

上から、夏鈴ちゃん、優花ちゃん、愛香ちゃん、美琴ちゃんの順で感想言ってる。

「いや、私よりみんなのほうが絶対かわいい!!!!」

本当にそう思う。
みんな、スタイルがとてもよく、メイド服がとても似合っている。
お世辞とか言えないわ、これは。

「女子軍のメイド姿は当日まで見せれないのが残念ね!」

そう、なぜか当日まで各模擬店などの衣装はこの試着で寸法などを測ったらあとは当日まで着れない。
なぜかわからないけど、毎年こういうルールらしい。

優花ちゃんに聞いたら、昔、私たちの先輩が何かやらかした、とのことだけど・・。
それが当日まで衣装着用不可に何の関係があるのだろうか。

「さて、皆さんサイズや寸法は大丈夫そうですか??」

女子軍の寸法は家庭科の教師でもあり、隣のクラスの担任でもある谷口あかり先生がみてくれてる。

「「「「「「大丈夫です」」」」」

「よし!じゃあ、当日はこの寸法で行くわね!!」

寸法を測ったメイド服は各自名前の書いてある袋に保管して、家庭科準備室のカギ付き倉庫に毎年文化祭で着る衣装は
クラスごとに保管されているそうだ。
倉庫のカギは谷口先生のみが所持しており、ほかの先生は持っていないため、当日まで本当に着れないのだ。

「「「「「お願いします!」」」」」

そうお礼を言って家庭科室を出た。

男子軍の方も衣装があるようで、明日担任の先生に見てもらうらしい。

「いよいよって感じだね!!」

「うん、初めての文化祭だ!!」

「楽しみ」

早く当日にならないかな!!
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