吸血鬼との世界
次の日は朝から別荘の庭園を散歩した。

「ここ、ほんとにどれだけの広さがあるの??」

別荘というにはほんとに広すぎるくらいの敷地面積があった。


「うーん、どれくらいだろう、俺も気にしたことなかったけど。庭は母さんの趣味だから庭はすごい広い。
もう植物園と化してるんだ。家の方は、多分敷地的にはすごく広いと思う。部屋数もすごく多いし」

言ってることがすでに異次元だった。

すごく広い庭を散歩した後部屋に戻ってきた。

「ひ・・広すぎた・・」

「そうなのか?俺は昔から母さんによく連れてこられたから、広いのかはよくわかんないけど、美鈴が言うなら相当広いのか」

いや、十分広いですよとツッコもうとしたが、無意味だと思い、やめた。

「さ、屋敷に戻んぞー」

「あ、待って!!」

零夜の後を追った。


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