吸血鬼との世界
〜昼休み〜

「「さぁ、聞かせてもらうわよ！」」

男子軍は先生の手伝いに行き、ご飯食べ終わった女子軍が聞く気満々で座ってる。

「恋バナは私も聞きたいな！」

美琴ちゃんまでもが満面の笑みで言っている。

話す以外逃げ道は無さそうだ。

「えと、何から聞きたいの？」

「昨日あの後何があったのか」

自信満々に夏鈴ちゃんが言う。

渋々昨日あったことを話した。

「零夜くんめちゃくちゃ独占欲強いのね！素敵じゃない！」

「いいな。そういう対早く欲しい！」

「そう言えば、人間男子の場合、対相手はヴァンパイアの女子なんだよね？」

美琴ちゃんが素朴な疑問を言い出した！
確かにヴァンパイア男子と人間女性のパターンしか今のところわかんない。

「もちろん、人間男性の場合、対相手はヴァンパイア女性よ」

「そっちも素敵ね！ヴァンパイアと人間の恋っていいわよね！」

「美琴ちゃんはどんな人が対がいい？」

「うーん、やっぱり優しい人がいいな。強くて優しい人！て、ヴァンパイアはみんな強いか！」

そう、ヴァンパイアは人間と違う。
長寿命で人間とは体力、能力面が全然違う。
ヴァンパイアはみんな桁違いの能力がある。
足がめちゃ早かったり、ジャンプ力がえげつなかったり、回復能力が早かったり、ちょっと刺されたくらいじゃなんともなかったりとすごい。

中でもヴァンパイアは痛覚がない。
ので「痛い」という感覚がない。
なのでナイフで刺されても死なないし、痛くないらしい(零夜談)
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