吸血鬼との世界
有名工場だからか、施設内もすごかった。
お菓子ができる過程、初めて見たし、普段食べてるあのお菓子、ああやってできてるんだなと色々勉強になった。
今度から食べるときにいろいろ思い出しそう。

「あ!!あのお菓子のマスコットキャラクターだ!!私あの子好きなんだよね!!ね、写真撮ってきてもいい??」

「あぁ、まだ集合時間まで少し時間あるし、撮って来いよ!」

「わー--い!!」

人気お菓子のマスコットキャラクターと写真を撮った。

そのマスコットキャラクターは猫をモチーフにされたかわいいキャラクターで、女性に人気のあるキャラクター。

グッズも販売されていて、知らない人はいないくらいの人気ぶり。

「ありがと、零夜、いっぱい撮れた!!」

「よかったな!お、お土産屋さんもあるみたいだぞ??見てみるか??」

「うん!!!」

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お土産も何個か買って私たちは最初の地点に戻った。

「へへ、楽しかった!!」

「だな!!美鈴のかわいくはしゃいでる姿も見れたし!」

「え???な、なななな・・・・!!!!」

「かわいかったな~マスコットキャラクターと嬉しそうに写真撮る美鈴」

顔が赤くなるのがわかった。

「で、でもほんとに楽しかったもん!!」

零夜と一緒に回れたから。と零夜に聞こえないくらいの小さな声でつぶやいた。

「ん??何か言ったか??」

「な、何でもない!早く集合場所に行こ!」

「わかったから、そんなに押すなよ!!」

二人は集合場所に向かって足を速めた。

美鈴の零夜への気持ちがいい方向に変わったのを隠すために。
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