吸血鬼との世界
~美鈴side~

部屋のカギをもらって部屋まで行った。


たしかに周りは街灯がぽつんぽつんとあり、個室の形がどれも一緒で友達の部屋を探し出すのは無理だった。
夜中のガールズトークは諦めよう。

「ほんとに周りの建物と見分け付かないな」

「ね!!光ってたからここだってわかったけど・・光ってなかったらわからなかったよ」

どうやら滞在中はもらったルームキーの色にドアが光るようになっているらしく、その光で自分の部屋だとわかるようになっているらしい。
ほんとわかりにくい。

私たちのドアはオレンジ色に光っていた。

「入るか」

「うん」

扉を開けると、中はすごく広かった。
広い玄関を抜けて扉を開くと広いリビングがあった。

奥にはベランダ付きで、近くには地下?に続く階段があった。

「地下は何だろう??」

地下は寝室になっていてキングサイズのベッドがあった。

「キングサイズのベッド、初めて見た!」

「そうか??」

ていうか・・・・

「ベッド一つしかないじゃん!!!!!!!!!!」

「そうだなぁ」(ニヤリ)

「なんでええええええええええええええ!!!」

「しかもここは地下、声は届かねぇなぁ?」

「何もしません!寝るだけです」

とりあえずリビングに戻り、ソファにダイブした。

「夜ご飯どうする~?」

「ルームサービスできるみたいだけど??」

「じゃあ、そうしよっか!」

外出る気力ないし。

そうしてルームサービスを頼んだ。
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