吸血鬼との世界
晴れて付き合った私たち、レクリエーションも無事終わり、そのあとも普通な日々を送り、気づいたら初めての夏休みです!!

ここの夏休みは三か月あるそうで、みんな実家に帰ったり、バイトしたり、旅行に行ったりと自由に過ごすらしいです。

もちろん、寮もそのままなので学園に残って友達と過ごす人も多いみたいです。

私たちは、夏休みの間、零夜の家が所有する別荘に行くことになりました。

クラスメイトたちはみんなやっぱり実家に帰るようなので、夏休み明けまでは少しのお別れ。

「美鈴ちゃん、さみしいよおおおおおお!」

こうやって抱き着いてるのは優花ちゃん。

優花ちゃんはそういえば、レクリエーション中に対が見つかったんだって!
隣のクラスの中村陸くん。人間。
夏休み中は優花ちゃんの実家で二人で過ごすんだって。

もう親同士も仲がいいみたいで、頻繁に家族で会ったりしてるんだって。
すごい早い展開。

「夏休み明けたらまた会えるよ??」

「それまでみんなと会えないのさみしいいいいい!!!!」

「優花、いくぞ?」

「陸~!!皆に会えないのさみしい!!」

「オレがいるだろ?ほら泣くな、行くぞ」

「うん、じゃ、みんな夏休み明けにね!!」

そう言ってみんなはそれぞれ分かれた。
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