吸血鬼との世界
~次の日~

体調は昨日より幾分ましになり、歩けるくらいにまで復活した。

でも倦怠感はすごいため、そんなに長くは起きていられずすぐ倒れてしまう。

「ごめんね、零夜」

「こればかりは仕方ない、血が体に慣れるまでの辛抱だ。頑張れ、俺は支えることしかできねぇけど」

「その支えが嬉しいよ!ありがとう、一人だったら耐えられないもん」

ほんとに、零夜がいなかったらもしかしたら家族に心配され、病院に行っていたかもしれない。
それを考えると、ほんとに理解者がいてくれてよかったかもしれない。
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