吸血鬼との世界
「美鈴、とりあえず昼にするぞ」

「え?あ、うん??」

「そこの冷蔵庫にパスタが入ってるから食え」

「あ、うん」

言われた通り冷蔵庫を開けると中にカルボナーラが二つ入っていた。

「ほら、貸せ。レンジで温めるから」

レンジなんてあるの??
キャンピングカーじゃん。

「レンジのほかにもいろいろあるぞ??トイレもあるし、テレビも小さいのだがそこに」

心を読んだかのように説明された。
零夜の言う小さいとは????
私の想像する「小さい」はブラウン管サイズのテレビを想像してたのにそこには立派な大きなテレビがあった。
大きいといっても車内なのでバカでかくはないけど、世間一般の常識的範囲では大きいの部類に入るとは思う。
こりゃ、車内で有意義に時間つぶせますわ。

そして、レンチンしたカルボナーラはどこかのレストランのか??と思うくらい美味しかった!!
零夜に聞いたら、朝にシェフ(零夜専属シェフ)に電話して作らせたらしい。
すごい。

前々から思ってたけど、零夜のお家って絶対金持ちだよね。
執事さんに専属ドライバー、専属シェフ。
今度聞く機会あれば聞いてみよ!!
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