吸血鬼との世界
それからいろいろに驚きながらもびっくりしつつも目的地に着いた。

ほとんど何もしてないのに気疲れした気分だった。
おそらくお坊ちゃんな零夜と一般の私じゃ住む世界が違った。

ヴァンパイアはみんなこんな感じなのか??
それとも零夜が特別????
今度みんなに聞いてみよっと!!

「お待ちしておりました、零夜様、美鈴様」

「あぁ、遅くなってすまない」

「零夜、こちらの方は?」

「申し遅れました。私、零夜様専属執事で、執事長の黒中 優二(くろなか ゆうじ)と申します」

「あ、はじめまして、月下美鈴です!」

黒中さんは綺麗に一礼して私を見た。

「私に敬語など必要ございません、美鈴様」

「あ、うん・・」

「優二はそういうとこ厳しいから、普通にしゃべっとけば大丈夫だから」

「零夜様の言う通りにございます。では、立ち話も何でございますので、お部屋の方にご案内させていただきます。お荷物の方は部屋においてございます」

「あぁ、頼む」

そう言って案内された。
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