吸血鬼との世界
美鈴の特殊能力
今日は放課後、私の特殊能力を見てもらいに行く。

朝、零夜は秋さんに放課後のことを連絡していた。

今日私の特殊能力がわかる。

昨日は不安とドキドキであまり寝れなかった。

もし特殊能力がなかったらどうしよう、とか
逆に広大な特殊能力があったらどうしよう!とか

色々考えていたら起きる三時間前になってしまい、考えるのをやめて寝たんだけど、
三時間しか寝てないからなのか、頭がぼぅっとする。

テスト前の徹夜で勉強した時のようなあの感じ。

「美鈴、そろそろ学校行くぞ!」

え?もうそんな時間??
零夜に呼ばれて時間を見ると時計は8時半を指していた。

いくら寮から校舎まで近いとはいえ、45分にチャイムが鳴るまでには行かなきゃいけない
ギリギリの時間だった。



「ごめんね、いま行く!」

急いでかばんを持って部屋を出た。
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