吸血鬼との世界
次の日、俺は学校後に美鈴に能力制御の仕方を教えた。

「能力は無意識でも使えるから、制御はとても大事なことなんだ、特に人間からヴァンパイアになった人は俺らヴァンパイアと違って最初から制御のやり方が身についていない。だからこそ制御を行う必要があるんだ」

「うん」

「制御の仕方は二つある。一つは制御アクセサリーで制御する、もう一つは対のマークに能力を入れ込んで制御する。
ただし、二つ目の方法は過去に事例がないんだ。成功確率はとても低い、さぁ、どっちを選ぶ？」

「・・・・アクセサリーで制御する。総二郎さんが言ってたの、最初のうちはアクセサリーで制御した方がいいって。
二つ目の方法は制御に慣れてからでいいって」

「制御方法はもう聞いてたのか」

「うん、目が覚めた時に原因と一緒に、で、零夜に制御の仕方を教えてもらいなさいって」


「教えるっても、もう知ってるなら意味なかったじゃん！！」

「ふふ、そうだね！じゃあ、アクセサリーで制御するのはどうするの？？」


「あぁ、ほんとにアクセサリーつけるだけなんだけど、能力の大きさでつけるアクセサリーも違うんだ。
今の美鈴の能力はとても膨大で、強い能力、一度無意識にかけてしまうと自分で解くまで稼働し続ける能力。
だから美鈴はこの一番制御力の強いピアスをつけてもらう」

「それだけでいいの？」

「あぁ、これ付けるとかなり楽になると思う！」

「つけてみる」

「うん」

「どう？？」

「うー－ん、今は何も変わらないけど・・あとからわかるのかな？？」

「ま、すぐにはわからないか、その制御アクセサリーはずっとつけてなきゃだめだからな、まちがえても取るなよ！！！」

「わかった」
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