吸血鬼との世界
オンライン授業を始めて数週間がたった。

この形にもだいぶ慣れてきた。

最近は写らないので、ベッドでパジャマのまま聞いていたりする。

ずいぶん慣れてきたものだ。

最初のうちは制服で受けていたのがウソのようになってしまったこの頃。

最近は録音機能に気づいて、録音して後から見返すということをしているため、授業の時間帯は録音機能に任せて他ごとをしていることが多々ある。

今も零夜はまだ寝てるし、私は洗濯しながら端末で聞いている。

ほんとに自由になってきた。

逆にこのやり方のほうがいいのでは?とさえも思えてきた。

独占欲の強い私たちには合っているやり方だと思う。

でも、みんなにも会いたいから不可能なんだけどね。

最近オンラインするようになってから、クラスメイトからメールが端末に送られてくるようになった。

クラスメイトのグループチャットがあって、そこに私たちが入ってるんだけど、最近活発的に稼働していた。

みんなさみしいとか言ってくれてて、ちょっと嬉しかった。

零夜は全くそういうのは見ないので、基本私が返すことが多かった。

クラスメイトに会えなくてもこうやってチャットできるのは普通にうれしいこと。

ここには彼女もいないのでのびのびと話せる。
< 98 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop