御曹司は恋人を手放さない
「女の子の結婚できる年齢、十八歳になっちゃったんだよね。十六歳のままだったら婚姻届提出できたのに……。まあいっか。結衣が十八歳になるまでは婚約者ってことで」
「やめて、嫌だ!」
結衣は身をよじるも、両手を拘束されているため、その抵抗は無意味に等しい。涙を浮かべる結衣を見て、尚は幸せそうに目を細めた。
「大丈夫。堕ちてしまったら幸せしか感じないから。……その口、一回閉じようか」
嫌だと言い続ける結衣の口は、尚の口によって強引に塞がれる。それは、監禁という悪夢が始まる合図だった。
「やめて、嫌だ!」
結衣は身をよじるも、両手を拘束されているため、その抵抗は無意味に等しい。涙を浮かべる結衣を見て、尚は幸せそうに目を細めた。
「大丈夫。堕ちてしまったら幸せしか感じないから。……その口、一回閉じようか」
嫌だと言い続ける結衣の口は、尚の口によって強引に塞がれる。それは、監禁という悪夢が始まる合図だった。