わがままな純愛 ケイレブとユリア
「失礼します。」
ケイレブが扉を開けた。
目に入ったのは、正面の大きな執務机だが、
そこには誰も、いなかった。
「どうぞ」と、
声が聞こえたはずなのだが・・
あれれ・・?
ケイレブは、部屋を見回した。
それは思ったより、ずっと小さな部屋で、
壁紙が、淡いグリーンで統一されている。
天井までの本棚と、壁際の小机には百合の花が、芳香を放っている。
壁には、小さな椅子が2脚、
子ども用なのだろう。
置いてあるのが、ほほえましい。
机の後ろが、テラスになっているようで、美しいレースのカーテンが、風で翻った。
「ああ、こんにちは・・」
ひょっこりと天使が、
いや、マギーが聖女様と言ったが、校長先生が、机の角から
顔を覗かした。
「報告書が、散らばってしまって・・」
校長先生は、昨日のように、
スーツ姿の男装で、
じゅうたんの床に座り込んで、
書類を集めていた。
ケイレブも一緒に、散らばっている書類を拾った。
ケイレブが扉を開けた。
目に入ったのは、正面の大きな執務机だが、
そこには誰も、いなかった。
「どうぞ」と、
声が聞こえたはずなのだが・・
あれれ・・?
ケイレブは、部屋を見回した。
それは思ったより、ずっと小さな部屋で、
壁紙が、淡いグリーンで統一されている。
天井までの本棚と、壁際の小机には百合の花が、芳香を放っている。
壁には、小さな椅子が2脚、
子ども用なのだろう。
置いてあるのが、ほほえましい。
机の後ろが、テラスになっているようで、美しいレースのカーテンが、風で翻った。
「ああ、こんにちは・・」
ひょっこりと天使が、
いや、マギーが聖女様と言ったが、校長先生が、机の角から
顔を覗かした。
「報告書が、散らばってしまって・・」
校長先生は、昨日のように、
スーツ姿の男装で、
じゅうたんの床に座り込んで、
書類を集めていた。
ケイレブも一緒に、散らばっている書類を拾った。