わがままな純愛 ケイレブとユリア
「その、ダンスの件よりも、
今後、ここで仕事ができないと
理解していただきたい・・のですが」

天使は首を振って、
ためらいながら、小さな声で言った。

仕事ができないって・・
俺はクビなのかぁ・・・!!!!

ケイレブは、すぐに反応した。

「俺は嫌ですよ!!
断固拒否です。
アーカイブの弁護士を立てて、
訴訟します。
不当解雇だと!」

ケイレブは真っ赤になって、
言い張った。

言いながら
違う、違う、違う・・・
心の中で叫んでいた。

俺はただ、天使のそばにいたい
だけなのだ。
ユリア・エンジェルの笑顔を、
見たいだけなのに・・・

いきなり守護怪獣は立ち上がり、
ケイレブのネクタイを、つかみあげた。

「おめぇは、屁理屈で
校長先生を困らせるつもりかぁ!」

マギーの片手が振り上げられた、

次の瞬間・・・
バッーーーチィーーーン

ケイレブは、横っ面を張り倒され、バランスを崩して、
床に尻もちをついた。

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