わがままな純愛 ケイレブとユリア
俺の立場の問題ではなく・・
彼女から直接、

俺の事を嫌いだと、言われるなら・・・
あきらめるしかない。

開け放った窓から、
雲ひとつない青空が見える。

天使に会いたい、声が聞きたい、
その手に触れたい・・・・
涙が目じりから、流れ落ちた。

あの最後の一曲だけが・・
俺の腕の中で、俺だけの
天使だったのに。

ケイレブは寝転がったまま、
何かを求めるように、窓のほうに手を上げた。

本当にあきらめるのなら・・・

直接会って、聞くしかないだろう。

その答えが・・・

NOならば
すぐにこの土地から離れる。
ケイレブはよろよろと立ち上がり、上着をつかんだ。

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