わがままな純愛 ケイレブとユリア

守護怪獣の襲撃

「校長先生、
いらっしゃいますかね!!」
大声が響く。

天使は慌てて手を引き、ケイレブも速攻で、椅子に座りなおした。

守護怪獣が、やって来たのだ。
どうなったのか、
様子を見にきたのだろう。

すぐに天使が小走りで、ドアを開けた。

「ああ、マーガレット、わざわざ
来てくれたのですね」
天使は、少し戸惑うように言った。

「校長先生の体調が、悪くなっていないか、心配でね」

マギーは背筋を伸ばして、
きっちり座っているケイレブを、
天使の肩越しに確認して、
少し首を横に振った。

「ケイレブが、食事を届けに来てくれました」
天使は急いで付け加えた。

「その、体調はだいぶ良くなってきています・・
心配をかけてしまって・・」

ケイレブは、すぐに椅子から立ち上がり、
マギーと天使に聞こえるように、
大声で宣言した。

「俺も心配なので、
今日はここで泊まりますよ」

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