わがままな純愛 ケイレブとユリア
極上のエメラルドの瞳が、細められている。
唇と頬が、薔薇色だ。
もし天使がいたら、こんな感じ
なのだろう。
画家ならば、この少年のように
描くだろう。
教会で出会いたかったな。
ケイレブは、靴底でたばこを
消して、ぼんやりと美少年に、
見とれていた。
グルグルギュゥーーー
ケイレブの腹が音を立てたので、
いきなり現実に引き戻された。
「けが人が出なくて、よかったです。
それじゃぁ、俺はこれで」
ケイレブは立ち上がった。
そして、気が付いた。
美少年は、華奢で小柄だった。
この天使は、
男の恰好をしているが・・・・
違う?
なぜ・・?
どうして?
「そのっ・・謝礼を・・
したいのですが」
美少年は困ったように、あわてて声を張り上げた。
ケイレブはもう一度、見た。
その声は・・
女か・・
国を傾かせる美姫だ。
唇と頬が、薔薇色だ。
もし天使がいたら、こんな感じ
なのだろう。
画家ならば、この少年のように
描くだろう。
教会で出会いたかったな。
ケイレブは、靴底でたばこを
消して、ぼんやりと美少年に、
見とれていた。
グルグルギュゥーーー
ケイレブの腹が音を立てたので、
いきなり現実に引き戻された。
「けが人が出なくて、よかったです。
それじゃぁ、俺はこれで」
ケイレブは立ち上がった。
そして、気が付いた。
美少年は、華奢で小柄だった。
この天使は、
男の恰好をしているが・・・・
違う?
なぜ・・?
どうして?
「そのっ・・謝礼を・・
したいのですが」
美少年は困ったように、あわてて声を張り上げた。
ケイレブはもう一度、見た。
その声は・・
女か・・
国を傾かせる美姫だ。