君ともう一度、恋がしたい。

向かった先はエレベーター

空がキョトンとした表情をしてたから


「ここのホテルのラウンジが良い感じなんだよ」


と説明する

「そうなんだ！私初めて行くから楽しみ」


そう言いながらフワッと笑う空に
ドキッとした



そして
エレベーターが開く


先に空を乗せて

俺も乗り
エレベーターのボタンを押す


「お酒結構飲む？」

「そこそこね（笑）」

「そか、あんま飲み過ぎんなよ（笑）」



「同窓会でも呑んだから、程々にしとく」


「結構呑んでたもんな？」


「見てたの？」


「チラッとね（笑）」


チラッとどころか
ちょいちょい見てたけどとは言えない。


恥ずかしそうに視線を逸らした空に

「着いたよ？」

と、声を掛けた

エレベーターから降りると

そこには

夜景が綺麗に広がっていた


「うわぁ、綺麗」

と、少しはしゃぐ姿も可愛い。

「だろ？今日は天気も良かったから、綺麗に見えると思ったんだ」


ラウンジのテーブル席に座って


それぞれ飲み物を注文した


「なんか、空が俺の目の前に居るのって
かなり久しぶり」

「久しぶりだね。中学以来だもんね」


飲み物が来て乾杯する

お酒を飲む姿は大人だけど

中学の頃と姿が重なる




「俺さ、今日、空に会えたら良いなぁって
ずっと思ってたんだ」


「私もだよ。だから会えて嬉しい」


私も？少し、、、期待しても
良い、、のか、、？