君ともう一度、恋がしたい。


中2の二学期の終業式の日


いつも通り

雄星と一緒に帰って



いつも喋る青葉小学校に行くかなと
思いきや


雄星がふと立ち止まり



「空。ごめん。
俺、今は受験に集中したいんだ
だから別れよう、、、。」



「え、、、?」



「今のままじゃ、空の側に居たい気持ちが強すぎて、受験に集中出来ないから、、、
ごめん、、」



「そんな、嫌だよ、、、」




「ごめんな、、、」



そう言って雄星は立ち去って行ってしまった



私はただただ泣く事しか
出来なかった









受験が終わった後


何度も声を掛けようとしたけど出来ず



声を掛けれたのは
卒業式の日に卒アルにサインを書いて貰った時





次の日、志望校に落ちた私は
学校に報告に行った時

雄星に受かったかと聞かれて


落ちたと言って
早々に立ち去った時くらい





思えば言うチャンスはいくらでもあったのに


中学という同じ空間にいた間に


もう一度付き合って欲しいって



何度も何度も後悔した



それは高校に行ってからも




大学に行ってからも



就職してからも



ずっと後悔してきたから


なかなか前に進めずにいたんだ















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